どうも、島左近です。
今回は、2020年10月29日~31日にGotoトラベルを利用したドライブ旅をお届け。
コロナが少し落ち着いていたので、平日の休みを利用して感染対策を徹底した上で久々の旅行。
新しくカメラを手に入れたので、撮影も楽しみで行ってまいりました。
目的地はざっくりと、丹波篠山で城攻め→丹波でコスモス撮影→竹田城の雲海撮影→丹後半島をドライブ。
こんな感じ。
ここでは、2日目の竹田城雲海編をお届け。
1日目の記事はこちら↓
《1日目その①》丹波篠山編~兵庫・丹後半島2泊3日Gotoドライブ旅~
《1日目その②》丹波コスモス編~兵庫・丹後半島2泊3日Gotoドライブ旅~
立雲峡より竹田城の雲海を望む
《2日目その①》
************************
4:15
★ビジネスホテル好日
↓(車15分くらい)
4:30~8:30
★立雲峡
************************
《2日目その②》
↓(車1時間35分くらい)
10:05~12:00
☆福知山城
☆焼肉ゆらの(昼食)
↓(車25分くらい)
《2日目その③》
12:25~12:50
☆豊受大神社(元伊勢外宮)
↓(車10分くらい)
13:00~14:05
☆皇大神社(元伊勢内宮)
↓(車15分くらい)
14:20~15:00
☆日本の鬼の交流博物館
↓(車1時間30分くらい)
16:30
☆ホテル海舟(本日のお宿)
早朝出発で立雲峡へ。雲海は見えるのか?
4時前に起きてホテルを出発。
向かうは立雲峡。
竹田城からは約2km離れた、円山川を挟んだ向かい側に位置する。
駐車場は平日にも関わらず結構車も多かった。
とりあえず車を止めて、朝食を食べ準備は完璧。
登ってしまうとトイレはないのでトイレも済ませておきましょう。
飲み物の確保も駐車場で済ませておくべし。
ここからは約40分程度の山登り。
竹田城が臨める第一展望台まで暗闇の中を登っていく。
懐中電灯必須!!!
途中、ライトアップされた竹田城が遠くに見える。
寒さでブレブレの写真。
息を切らしながら第一展望台に到着。
結構人は多かった。
夜明けとともに竹田城が姿を現す。
これも少しぶれてるな。やはり三脚は必須である。
今のところ雲海らしきものは見当たらない。
以前竹田城から雲海を見ようと試みたことがあるが、そのときも今一つだった。
下の写真は2014年12月11日の竹田城での写真。
雲海というよりは、霧に包まれた竹田城。
これはこれで趣はあったのだが…。
パノラマで撮った写真。これはかっこいい。
石垣と遠くのやんわりとした雲海、そして雲の感じが美しかった。
そんな思い出もある中での今回の立雲峡。
さぁ、見事な雲海を拝むことはできるのだろうか?
雲海の発生メカニズム
さて、もう少し雲が増えるまで、せっかくなのでなぜ雲海はできるのか?についてまとめてみました。
間違いがあればコメントください。
竹田城跡の公式ホームページには、【雲海の発生しやすい条件】が書かれている。
まずは、こちらをご覧いただきたい。
【時期】
9月~11月 ※他の季節でも稀に見られるが、秋(特に晩秋)が一番発生しやすい
【時間】
明け方から午前8時頃まで
【条件】
1.湿度が高く十分な放射冷却があること
2.よく晴れていること
3.前日の日中と当日の早朝の気温の差が大きいこと
4.風が弱いこと
雲海に運良く出会うための秘訣|竹田城跡公式ホームページ
これらの条件が当てはまる日に、なぜ雲海が見れるのかについて考えてみましょう。
そもそも雲海とはなにか?
雲海とは、高所から見下ろしたときに雲または霧が広がる現象のことをさすそうです。
ちなみに霧も雲も中身は同じ小さな水滴であり、地面に接しているものを霧、空に浮かんでいるものを雲と呼んでいるんですね。
雲や霧はどのように発生するのか?
では、雲や霧をつくる水滴はどのようにして発生するのでしょうか?
まずは簡単に中学理科の復習です。
1立方メートルの空気中に存在できる水蒸気には限度があり、その最大の量を飽和水蒸気量といいます。
飽和水蒸気量は温度が高くなるほど大きくなります。
つまり、温度が高いほどたくさんの水蒸気を含むことができるのです。
ちなみに湿度(相対湿度)は、飽和水蒸気量に対してどれだけ水蒸気が含まれているかを表しています。
では、水蒸気を含んだ空気が冷やされるとどうなるのでしょうか?
下のグラフは、30℃で湿度が約57%の1立方メートルの空気が、10℃まで冷やされたときの例を表しています。
温度が下がると飽和水蒸気量は小さくなるので、湿度は100%以上になります。
最初に含まれていた水蒸気量と10℃での飽和水蒸気量の差の分(グラフの水色の棒)が水滴となって現れます。
このように、水蒸気を含む空気が冷やされると、飽和水蒸気量が小さくなるため余分な水蒸気は凝結し、小さな水滴となって現れます。
雲や霧はこのような小さな水滴が集まって発生します。
また、最初に含んでいた水蒸気量が多い(=湿度が高い)ほど、たくさん水滴が現れます。
雲海が見えるための条件1「湿度が高い」は当たり前のことなんですね。
ちなみに条件3「前日の日中と当日の早朝の気温の差が大きいこと」も飽和水蒸気量に関係するものだと考えられます。
前日の温度が高いほど、飽和水蒸気量は大きくなるため、空気はたくさんの水蒸気を含むことができます。
当日の温度が急激に下がれば、その差の分だけ現れる水滴(上のグラフの水色の棒)の量も増えます。
よって、雲ができる量も増えるというわけなんですね。
竹田城付近の地形
空気中の水蒸気量が増える(湿度が高くなる)原因としては、雨上がりの地面からの水の蒸発や、川や海などの水面からの水の蒸発が考えられます。
ちょうど竹田城と層雲峡の間には、円山川が流れています
竹田城付近の雲海は、この円山川が重要な役割を担っているのです。
放射冷却の重要性
地面は昼間、太陽の熱により温められます。
夜になると地面の熱は放射によって宇宙へ戻っていきます。
その際、周りの空気も冷やされ気温が下がります。
このような現象を放射冷却といいます。
水蒸気を含む空気が冷やされれば、水滴ができて雲や霧が発生するのは先ほど説明しました。
条件1の「十分な放射冷却があること」は、たくさんの雲(霧)を発生させるのに必要なのです。
ちなみに放射冷却は風が弱く、雲の少ない夜間に起き、日の出直前が最も顕著になります。
つまり、条件2「よく晴れていること」と条件4「風が弱いこと」は十分な放射冷却が起こるための条件なのです。
では、なぜよく晴れていればいいのか?
地面から放射された熱は、大気や雲によって一部吸収され、再び地面へ再放出されています。
このように雲がたくさんあると、熱の放出は妨げられ気温は下がらず十分な放射冷却が行われなくなるのです。
続いて、なぜ風が弱くないといけないのか?
放射冷却が起こると、地面付近は気温が低くなり、上空は地面付近よりも気温が高くなります。
冷たい空気は重いため、地面付近にたまるために、冷え込みが厳しくなります。
風が強いと地面付近の冷たい空気と上空の暖かい空気が混ざり合ってしまうため、気温の下がり方が小さくなるのです。
また、上空に暖かい空気があるおかげで、雲は低い位置でとどまり雲海を形成していくのです。
とまぁだいたいこんな感じですね。
間違ってるとこがあればコメントお願いします。訂正するんで。
タイムリミットは8時
6:11 少し天空の城感がでてきた。
全体的に雲はまだ少なめ。
6:22 10分たっても状況は変わらず。
あ~もっと雲に浮かぶ感じが見たかった…。
6:35 石垣がはっきり見えるくらい明るくなってきた。
普通に城としてかっこいい。山城万歳。
6:48 反対側の雲がいい感じ。
手前でもっと雲発生しろ!とひたすら祈り続ける。
7:20 城の北東側は雲がモクモク。
これはこれでまた美しい。が、見たいのはこれではない。
7:21 城の背後には雲があり。あと少しな感じだが、これが限界であった。
展望台にいた人たちは続々と諦めて帰っていってしまった。
とりあえずタイムリミットは8時として、8時まで粘ってみることにした。
7:46 陽が差し始め、雲はほとんどなくなってしまった。
が、しかし、うっすらと虹がかかっていることに気づいた。
ほんのりと虹がかかる竹田城の撮影に成功。
これは雲海が見れるよりもまれなんじゃないのでしょうか?
7:47 多分画像編集すれば、もっとはっきりとした写真になるんやろうなぁ。とか考えながら美しい虹を拝む。
虹が消えるのと同時に山を下り駐車場に戻る。
暖かいコーヒーを飲んでホット一息。
次の目的地、福知山城へ向かう。
2日目その②へ続く
コメント