どうも、島左近です。
ついに念願の北海道旅。それも念願の電車旅。
約4年ぶりの飛行機、そして約5年ぶりの北海道。
コロナ禍でこもっていた時に立てた計画が、この夏ついに実現。
今回の旅は、2022年8月17日(水)~20日(土)に行った3泊4日の北海道旅行です。
1日目は、旭川から稚内を目指して約7時間かけてJR宗谷本線を乗りつぶす電車旅。
2日目は、日本最北端の宗谷岬、ノシャップ岬など道北の大自然を満喫するドライブ旅
3日目は、2023年には一部区間が廃止される留萌本線を乗りつぶす電車旅。
4日目は、北海道の食をおもいっきり満喫、札幌・小樽ぶらり旅。
ちなみに今回の電車移動は、すべて普通電車で特急は使っていません。
夏なので、青春18きっぷを使用した旅です。
旅のしおり
訪問日:2022年8月17日(水)
7:15 大阪(伊丹)空港
↓ JAL
9:10 旭川空港
9:40
↓ 連絡バス・旭川電気軌道 旭川駅前行(630円)
10:15 旭川駅前
★らーめん山頭火 旭川本店
★道の駅 あさひかわ(北海道かけ橋カード配布場所)
12:33 旭川
↓ JR宗谷本線 名寄行
13:55 名寄
★観光案内所(マンホールカード配布場所)
14:59 名寄
↓ JR宗谷本線 稚内行
16:05 音威子府
★道の駅 おといねっぷ
17:02 音威子府
↓ JR宗谷本線 稚内行
19:49 稚内
★稚内港北防波堤ドーム
★HOTEL TRUNK WAKKANAI
旅の始まりは旭川からスタート
4時起き&始発の電車で伊丹空港へ。
7:15発の飛行機なので、間に合うか不安はあったが余裕で間に合った。
空港に売っていた高級チキンカツサンドを食べていざ出陣。
まるで宇宙旅行しているかのような飛行機からの景色。
子どもみたいにずっと窓からの景色を楽しんでいた。
9:10 旭川空港に到着。人生初の旭川空港。
旭川の命名由来看板。そんな由来があるらしい。実に興味深い。
空港から旭川駅まではバスで約35分(運賃は630円)。空港内でバスの券を購入できるので、先に購入しておくことをおすすめする。
10:15 旭川駅に到着。綺麗な駅である。
電車の出発まで時間があるので、旭川駅を散策。
顔出しパネル発見。駅弁の販売場所も把握したので、ラーメンを食べに行く。
らーめん山頭火 旭川本店。
駅からも近く、10時から開いているので行ってみた。
何より山頭火という名前が気に入った。
しおらーめん(900円)を注文。めちゃくちゃ美味しい。
塩やけど、イメージしていた塩らーめんとは少し違う。これは美味!!
この旅最初の食事は大正解。
再び旭川駅に戻る。旭川駅南口は花が植えられていて、庭園風になっている。実におしゃれな空間である。
すすきと虫の鳴き声が秋を感じさせる。
北海道は一足先に秋が近づいているようだ。
まだまだ時間があるので、少し足を延ばして道の駅あさひかわに向かう。
途中、忠別川を渡る。前日までの雨の影響で川の水は多く、濁っていた。
マンホール発見!
また違う種類のマンホール。
道の駅に到着。目的はこれ、北海道かけ橋カード。
北海道かけ橋カード |北海道開発局 (mlit.go.jp)
全31種類あり、道の駅などで無料で配布している。
偶然にもポケふたを発見。うれしい。
ポケモンマンホール『ポケふた』 (pokemon.jp)
旭川駅に戻り、いよいよ駅のホームへ向かう。
旭川市には旭山動物園があるがゆえの、動物の顔出しパネルが設置してある。
ホームでは色々な特急電車を見て電車待ち。12:33の名寄行の電車を待つ。
そういえば、今回は北海道初の電車。記念すべき初乗車駅は旭川駅となった。
北海道限定リボン ナポリンで一服。この旅では何度もお世話になっている。
これ美味しいんよ。
JR宗谷本線(旭川駅~名寄駅)
電車が到着。いよいよ宗谷本線(全長259.4km)乗りつぶし旅が始まる。
日本最北端の駅である稚内駅まで7時間16分の電車旅である。
下の画像は、yahoo乗換案内のスクショ画像である。
もちろん特急も走っているが、今回は宗谷本線をじっくり味わうために普通電車に乗る。
全駅取り上げるのは大変なので、気になる駅名や途中の車窓のみをご紹介。
旭川駅から約20分で比布(ぴっぷ)駅に到着。
1980年にピップエレキバンのCM撮影が行われたらしい。
比布(ぴっぷ)の地名は、アイヌ語のピプまたはピピから出たもので「沼の多いところ」あるいは「石の多いところ」の意といわれています。昔は湿地帯が多かったことや、石狩川の川床には石が多かったためピプ、ピピが転訛し音訳して名付けられたと考えられています。
北海道比布町| まちの概要 (town.pippu.hokkaido.jp)
和寒(わっさむ)駅。ポケモンにハッサムっていたなぁとふと思い出す。
和寒は昔「輪寒」あるいは「和参」とも書かれ、アイヌ語の「ワットサム」から転訛したもので「ニレの木の傍ら」の意味です。昔、ニレの木が繁茂していたところから名づけられたものです。
和寒町 総務課 » 和寒町の概要 (town.wassamu.hokkaido.jp)
北海道の地名は、アイヌ語由来のものがほとんどなので、音がなかなか面白い。
車窓はしばらくの間畑に囲まれる。なんの植物だろうか?
それにしても北海道の車窓は美しくて飽きない。
13:55 旭川駅から約1時間20分で名寄駅に到着。
次の稚内行きの電車は14:59発なので、名寄駅周辺を散策。
駅近くの観光案内所に立ち寄る。そう、目的はマンホールカードである。
入り口では、観光キャラクター・なよろうがお出迎え。
無事マンホールカードをげっと。
旧名寄市のマンホールの蓋。
旧名寄市の花「オオバナノエンレイソウ」市の木「カエデ」、市の鳥「アカゲラ」が描かれている。
美しいカラーマンホール。
別の種類のマンホールも発見。鳥の絵がアニメチックになっている。
飲み物の確保をして、稚内行きの電車が止まるホームに向かう。
線路がまっすぐ。
JR宗谷本線(名寄駅~音威子府駅)
この電車で稚内駅まで向かう。電車内はほとんど人がいない。
電車内は扇風機が回っているタイプ。しかもスイッチは座席の壁側についている。
15:05 電車はすぐに日進駅に到着。
日進駅の駅舎。
15:19 智北駅に到着。
智北駅の駅舎。物置みたい。
智北駅から次の美深駅間の車窓。
せっかくの北海道の車窓なので、動画でもご紹介。
この電車のガタンゴトンという音が良い。窓が開いているから踏切の音もしっかり聞こえる。
15:29 美深駅に到着。立派な駅舎である。
1985年に廃止された美幸線の出発駅。
美深駅から車で約30分の場所には、美幸線のレール上をトロッコで走れるトロッコ王国があるらしい。
トロッコ王国美深 公式ホームページ❘北海道観光 (torokkobihuka.com)
一面の緑に赤い屋根。美しい車窓の景色が続く。
16:05 音威子府駅に到着。名寄駅からは約1時間5分。
なぜかこの駅では17:02まで約1時間ほど停車。
時間もあるので、近くにある道の駅に向かう。
音威子府駅。立派な駅舎。
音威子府の名前の由来は以下。
アイヌ語で濁りたる泥川、漂木の堆積する川口、または切れ曲がる川尻の意。
村の概要|音威子府村について|音威子府村 (vill.otoineppu.hokkaido.jp)
音威子府のマンホール。
駅から歩いて約5分で道の駅に到着。が、食堂終了。
極度に働き手の少ないこの村の事情…
売店も閉まっているっぽくて、トボトボ歩いて駅に戻る。
帰り道に駅近くのスーパーでビールを買って、旭川で買っていた駅弁を食べることにした。
他にもいろいろなマンホールがある。
雨水用?
音威子府駅の駅そば。こちらの駅そばは、店主が亡くなったために閉店したそうだ。
さらに、2022年8月末日をもってこの音威子府そばを製造する畠山製麺が廃業してしまったらしい。
ギリギリ食べることができるかと思ったが、道の駅でも食べることが出来ずこの旅で最も残念な出来事であった。
音威子府駅は1989年に廃止された天北線の出発駅であった。
天北線の代わりとして、現在は路線バスが走っている。
海沿いを走る実に面白いルート。乗ってみたかったなぁ。
今後、各地のローカル線はどんどん廃止になっていくのかと思うと悲しくなる。
廃止になる前に乗っておかねば。
駅のホーム。まだもう少し時間があるので、ビールと駅弁で腹ごしらえをする。
北海道なので、サッポロクラシック!!
蝦夷わっぱミックス弁当(1180円)
リュックに入れていたので、見た目はぐちゃっとしたが美味しかった。
大きいホタテも食べ応えあり。ウニも入っていて美味。
駅弁買っておいてよかった…。
JR宗谷本線(音威子府駅~稚内駅)
17:02 音威子府駅を出発する。
気づくとさっきまで乗っていた人たちはいなくなっていた。
電車内は5、6人くらいしかいなかった。
電車の後ろ側からの景色。この駅で降りたらどんな場所に行きつくんやろうか。
車窓からは天塩川が時々顔を覗かす。昨日までの雨で水は多い。
野生の鹿を発見。ちなみにこの後乗っていた電車は鹿を轢いてしまう。
何度も汽笛を鳴らしているのは、動物がよく線路内に立ち入るからなのか?
2022年3月に廃駅になった歌内駅。この駅にはもう電車は停まらない。
寂しくなる光景である。
陽がだいぶ傾いてきた。夕日に照らされた景色が美しい。
天塩川に映る夕焼け。宗谷本線の景色は飽きさせない。
18:11 雄信内(おのっぷない)駅。
駅前はゴーストタウン化していて、利用者はほとんどいないらしい。
貴重な木造駅舎で秘境駅の1つである。
だいぶ空も暗くなってきた。
牛!!北海道に来た!って感じの景色。まさか電車内からこの光景を見れるとは思わなかった。
18:40 幌延(ほろのべ)駅に到着。
札幌行きの特急「宗谷」と列車交換。
夕焼け空も後半戦に向かう。雲の感じがこれまた素敵。
豊富駅から兜沼駅間の車窓。後半は木の陰であまり景色が映っていないけど。
もうすぐ陽が沈む。
19:29 抜海(ばっかい)駅に到着。
JR最北端の無人駅&木造駅舎だそうだ。
2024年3月までは駅として存続予定らしいが、それ以降はわからない。
この駅も無くなる日が近々やってくるだろう。
19:44 南稚内駅に到着。あと1駅。とにかく長かった。
19:49 稚内駅に到着。
旭川駅から7時間16分。ついに念願の日本最北端駅にたどり着いた。
旭川駅から259.4kmだそうだ。
日本最南端始発駅である枕崎駅からは3099.5kmらしい。すごい距離。
これが日本最北端の駅のホーム。結構シンプル。
念願の稚内駅。感動しっぱなしだった。
枕崎にも行ったので、両端を攻略。もう一回枕崎には行きたい。
名残惜しいがホームを去ることに。
車止め。電車はこれより先にはいかない。
車止めの裏側。
稚内駅に設置されているポケふた。偶然にも発見。
駅をパシャリ。ついに来たぜ!
せっかくなので、最北端の踏切にも寄ってみた。
タコしゃぶを食べようと思っていたけど、時間が遅かったので断念し、のんびりと周辺をお散歩。
稚内港北防波堤ドーム。
昭和6年(1931年)から昭和11年(1936年)にかけて建設された防波堤。
当時は樺太航路の発着場としてこの地が使われており、鉄道もこの地にまで伸びていたらしい。
道路や鉄道への波の飛沫を防ぐ目的でつくられた防波堤である。
夜の防波堤ドームは不気味だが美しい。
セイコーマートで、おつまみを購入してホテルで疲れを癒す。
タコしゃぶはまたリベンジする!
ホテルの部屋から。月が綺麗。防波堤ドームもよく見える。
本日の宿は、HOTEL TRUNK WAKKANAI。
稚内駅から徒歩5分という最高の立地。
大浴場もあるので、大満足。
長い1日目が終わった。
明日(2日目)は、レンタカーを借りて、宗谷岬、白い道、ノシャップ岬、サロベツ原野を満喫する。
(2日目につづく)
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