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熊本城攻めと柳川の川下り~2023年熊本・福岡・佐賀1泊2日夏の城攻め一人旅!〈1日目〉~

熊本県

どうも、島左近です。

コロナ禍も落ち着き、マスクを外して外出することも増えたのではないでしょうか?
夏だ!旅のシーズンだ!ということで、今年の夏旅を記事にしていこうと思います。

まずは、2023年7月29日(土)~30日(日)に行った熊本・福岡・佐賀の城攻め一人旅をお届け。
1日目は、熊本城城攻めと念願の柳川の川下り。
今回、2018年以来約5年ぶりの熊本城を攻める。
2016年の熊本地震の影響で前回は天守内には入れなかったが、天守にも入れるようになったとのことで今回は天守まで城攻めを決行。
その後、柳川に移動し川下りをする。ちなみに川下りは予約必須(詳しくは後程…)。

旅のしおり

訪問日:2023年7月29日(土)

6:13 新神戸
↓ みずほ601号
9:02 熊本
9:11
↓ 熊本市電A系統・健軍町行
9:31 熊本城・市役所前
★熊本城
★阿蘇庭 山見茶屋

13:52 上熊本
↓ JR鹿児島本線・銀水行
14:37 大牟田
14:55
↓ 西鉄天神大牟田線特急・西鉄天神行
15:07 西鉄柳川
★城門観光 お花前川下り
★亀の井ホテル 柳川(宿泊先)

【本日のお宿】

亀の井ホテル 柳川(じゃらん)

熊本城、城攻め!

9:02 新神戸から新幹線で約3時間で熊本に到着。
路面電車で約15分、熊本城・市役所前で降りると熊本城はすぐ目の前に。

国の重要文化財である全長約242mの美しい長塀がお出迎え。
長塀を右手に川沿いを歩いて城攻め開始。

熊本市のマンホール。肥後椿が描かれている。
品種改良を重ねて誕生した椿で、市の花に制定されている。
マンホールカードは少し離れた熊本市上下水道庁舎に行かなければならないので、今回は断念。

加藤清正殿と出会う。我が殿(石田三成)とはことごとく仲が悪かったが、最期まで秀頼公に忠義を尽くしたお人である。
大坂冬の陣、夏の陣の時点で清正殿が生きていたら歴史は変わったのかもしれない…。

行幸坂を登っていくと右手に備前堀とその奥に飯田丸が見える。
飯田丸は修復中だった。(2023年7月時点)
加藤家家臣の飯田覚兵衛殿が預かっていたことから飯田丸と呼ばれているそうだ。
この櫓は2005年に木造復元されたものである。

入園料800円を払い、特別見学通路を通って天守に向かう。
本丸御殿と天守が見える場所で撮影。石垣がやはり美しい。

二様の石垣。右側が清正殿時代の石垣。左側が細川家時代の石垣である。
清正殿のつくった石垣は下はゆるやかで、上に向かうほど勾配が激しくなるため登れないことから武者返しと呼ばれている。
これは美しい。この曲線美はたまらん。

二様の石垣、本丸御殿、天守の3点セット。美しいだけでなく、戦に十分備えた城であることがよくわかる。

もう石垣だけでお腹いっぱいになる。

本丸御殿を抜け、いよいよ天守とご対面。
大天守と小天守からなり、現在の姿は1960年に再建された鉄筋コンクリート製の復元天守である。
1877年の西南戦争で籠城戦の舞台となったが、天守は火災により焼失。なんとも残念である。

天守内に潜入成功。天守内の様子はぜひ実際に訪れてご自身の目で見てほしい。

天守からの眺め。まだまだ地震の影響が垣間見える。
丁寧な調査と工事による復旧作業が現在も続いている。

天守からの眺め。今度は宇土櫓の方向。
宇土櫓も来年(2024年)から本格的な復旧工事が始まる。

熊本城 宇土櫓 復旧 工事 公開いつ?│NHK熊本

本丸御殿の方向。奥に見える通路は天守に向かう途中通ってきたところである。

天守から抜け出す。やはり天守と青空は映えますねぇ。

顔出しパネルもある。最高の撮影場所。

天守を満喫したので昼ご飯。時間はちょうど11時。開店時間を見計らった完璧なプランニング。
桜の馬場城彩苑に向かい、阿蘇庭 山見茶屋へ向かう。
暑かったのでとりあえずビール。

阿蘇庭 山見茶屋 桜の小路(食べログ)

お目当てはこちら。あか牛丼1800円。これは美味い。

熊本の郷土料理であるだご汁もついてきた。
暑さも吹き飛ぶ美味しさ。最高でした。ご馳走様でした。

もう少し時間があるので、もう少し城を攻める。
こちらは2003年に復元された未申櫓。

二の丸から見た天守(右側)と宇土櫓(左側)。

まだまだ石垣復旧中。

本当にたくさんの人が関わり、丁寧な復元作業が行われている。

石垣整列。こんな姿が見れるのも今のうちだけだろう。

ぐるっと回って加藤神社に到着。加藤清正殿を主祭神とする神社である。

この日は人も少なくゆっくりと参拝することができた。

旗立石も見ることができる。

実は加藤神社からの天守の角度は美しい。個人的にお気に入りスポットである。
まだ手前の石垣は崩れたところもある。

ちなみにこれは2016年9月11日に訪問した際、同じ場所から撮影した天守の姿である。
天守の瓦はかなりはがれてしまっている。

これは2018年9月18日に訪問した際の写真。天守修復中。清正殿、これが近代の築城術なのでござる。

清正くんと天守。

これはお気に入りの写真。蓮の花と天守。

蓮の花にピントを合わせたバージョンも。

こちらは10年にわたる解体保存工事が本格的に始まる宇土櫓である。
清正殿存命中に建てられたとされる現存唯一の主要建造物である。
2016年の熊本地震にも耐え抜いた宇土櫓。清正殿の築城技術の素晴らしさがよくわかる。

神社を後にし、来た道を戻る。広い熊本城、まだまだ地震による被害が残っている。

まだ少しだけ時間があるので、熊本市役所の展望台に向かう。広い熊本城を見渡せる隠れ絶景スポットである。

折り鶴による熊本城。これはすごい。

長野県の伊那弥生ヶ丘高等学校による折り鶴アート。熊本地震の被災地支援として届けられたものだそうだ。

ちょうど市役所を出ると路面電車がやってきたので、タイミングよく乗ることができた。
熊本駅に向かうには途中乗り換えないといけなかったらしい。上熊本駅に到着。

まぁ柳川に向かうので問題はない。

上熊本駅前に発見した若き日の漱石像。

英語教師として4年3か月を熊本で過ごしたそうだ。赴任の際に降り立ったのが、現在の上熊本駅(当時池田駅)ということらしい。

13:30 上熊本駅。次の電車の時間は13:52。少し駅でゆっくりと電車を待つ。

カッコいい電車来た。九州の電車ってなぜこんなにカッコいいの?

14:37 上熊本駅から45分で大牟田駅に到着。

これが乗ってきた電車。これまたお洒落。
ここから柳川に行くには、JRから西鉄電車に乗り換える。

乗り換えの途中に見つけたマンホール。ジャー坊、大蛇の化身らしい。
ジャー坊とは / 大牟田市 (omuta.lg.jp)

西鉄電車のホームに乗り込む。

これまたカッコいい電車に乗り込む。えっ?特急券は必要ないよね?

水郷柳川でゆったり川下り

15:07 西鉄柳川駅に到着。先ほどの大牟田駅からは特急で約12分。上熊本駅からは約1時間15分。

立花宗茂殿とその奥方である誾千代殿の顔出しパネル。宗茂殿は関ケ原の際も西軍で大津城攻めに加わっていたお方である。
関ケ原の戦場にいてくれていたらどれだけ頼もしかったか…。
非常に残念である。
また詳しくは2日目で紹介したいと思う。

駅から歩いて川下りができる船乗り場まで歩いて向かう。途中、柳川市のマンホールを発見。

こんなんも発見。遅くまでやっている川下りの会社があまりなかったので足早に向かう。

本来の予定は、川下りでホテルがある場所まで行く予定であったが、なぜかもう今日は終わりました。とのこと。
海外からの観光客に人気なので、飛び入りではなかなか参加し辛い状況らしい。
川下りのホームページを見ると、乗り合いのため人が集まれば順次発船するとのことだったが、やはり予約は必要なようだ。
川下りの会社は色々あるみたいなので、詳しくは以下の柳川市観光サイトを見てほしい。

川下り | 柳川について | 柳川市観光サイト ゆつら~っと柳川 (yanagawa-net.com)

川下りは明日でもいいか…という気持ちでホテルまで歩いて行くことに。
約1時間。夕方だが暑いが、所々で美しい景色も見れる。

こういう自販機も好き。

なんやかんやで、亀の井ホテル柳川に到着。
チェックイン時に、「明日の午前中の川下り予約できますか?」って聞いたら快く電話してくださった。
そしたら午前中は予約でいっぱいとのこと。今からどうか?と聞かれすぐに迎えに来てくれたのだった。

ということで、時間は16:15。城門観光の川下りに参加。費用は1000円。
御花(柳川藩藩主立花家の御屋敷)周りを40分くらいかけての川下り体験スタート。

一緒に乗船した方はたった3人。動画も撮ったが、写真でお届け。
ぜひ実際に現地に訪れて体感してほしい。

木の感じとか美しい。この視点で写真取れることもなかなかない。
ちなみに、今回の川下りはベテラン船頭さん。歌声がとても素敵で最高の一時を過ごすことができた。

御花に通じる橋と松の木。
コロナで船頭さんの仕事も減り、船頭さんをする人が少なくなってしまったらしい。
コロナが落ち着いて、外国人観光客が増えると今度は船頭さん不足になっているそうだ。

コロナは色んな所で、人の人生を大きく変えたのだ。本当に憎い。

川下りの中でも雰囲気のある場所。
よくテレビでも取り上げられていた、船頭さんが橋の上に上がって船に飛び乗る場所である。

こんな狭い橋の下を通る。こういう場所を通るときに船頭さんが歌を歌うので、よく反響してそれがさらにいい味を出す。

柳川のメイン通りで鰻の匂いで溢れる観光通りも整備され綺麗になるらしい。
また綺麗になったタイミングで来てみたい。

本当にゆったりとした川下り。風情があって面白い。
これは外国人観光客にも受けるやろうなと思った。
ちなみに外国人には、こんな色々なお話ができないから、外国人も知ってるであろうドラえもんの歌などを歌うしかないらしい。
なんでドラえもん?って思っていた疑問が吹き飛んだ。

川下りもいよいよ終わりが近づく。
駅近くからの川下りはもっと時間が長いが、これくらいでも十分満足できる。

船の発着場に戻ってきた。最後の橋を渡って終わり。
急な川下りだったが、ホテルの方と城門観光の方の配慮によって川下りができたことに感謝。
本当にありがとうございました。
何度も言っておくが、川下りをしたいなら絶対に予約しておくことをおすすめする。

船の発着場からホテルまでは歩いてすぐなので、散歩してホテルに戻る。
途中、柳川市のマンホール。いうまでもなく川下りの様子が描かれている。

船で通った場所。視点が変わるとまた見え方も変わる。

本当に素敵な場所。夕方で人も少なく、セミの鳴き声だけが響き渡る。

ホテルに戻り温泉につかる。

部屋からの眺め。車通りも少なく静かな場所である。

夜は柳川郷土料理プランで腹も心も満たされる

待ちに待った晩御飯は柳川郷土料理プラン。
温泉に浸かって、美味い料理を食べるのが旅の醍醐味。

くちぞこ煮つけ。美味しい。これだけでずっとお酒飲める。

日本酒呑み比べセットも注文。幸せすぎる。

全部美味しかった。こういうときに味の感想を伝えれる語彙力が欲しい。

そしてメインのうなぎのせいろ蒸し。これがもう絶品。ほんま最高やった。ボリューム満点。
柳川で鰻を食べようとすると結構並ばないといけないことが多いらしい(特に人気店)。
こうしてホテルで夜食べれるのはありがたい。しかも美味しいし。

今回宿泊した場所は、ホテル亀の井柳川。
温泉もあり、なにより柳川のメイン観光地からも近くに位置しているので、柳川観光の拠点にぴったりであった。

亀の井ホテル 柳川(じゃらん)

夕食後の風呂上りは無料の夜鳴きそば。この日は黒胡麻担々麺。
あれだけ食べたのに不思議と食べることができた。

熊本で買っておいたビール。明日に向けての栄養補給。

《2日目につづく》

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