どうも、島左近です。
島根3泊4日一人旅 二日目は、世界遺産、石見銀山へ。
最初に言っておくと、石見銀山に行くなら、
大久保間歩一般公開ツアーに行くべきである。
大人一人3700円と値段は高いが、
ガイドさんはわかりやすいし、
ヘッドライトとヘルメットで真っ暗な坑道に入っていくのだ。
なんて冒険心がくすぐられるんだ!!
ちなみに石見銀山は、健脚の持ち主でないと観光はしんどいかもしれない。
街並みや雰囲気を味わうには、そこまで歩く距離は長くないが。
拙者は今回、バスとレンタサイクルを利用。
旅のしおり
訪問日:2019年9月1日(日)
【ルート】
7:17 松江
↓(JR快速アクアライナー・益田行)
8:41 大田市
8:47 大田市駅
↓(石見交通バス)
9:20 世界遺産センター
★大久保間歩ツアー
12:30
↓(石見交通バス)
12:35 大森
★龍源寺間歩
★清水谷精錬所跡
★羅漢寺
16:02 大森代官所跡
↓(石見交通バス)
16:28 大田市駅
16:49 大田市
↓(JR快速アクアライナー)
18:49 益田
★MASCOS HOTEL
★すし蔵 益田店
【お役立ちリンク】
石見銀山世界遺産センター
石見銀山の散策マップやバスの時刻表や運賃が載っている。
計画にはピッタリである。
念願の世界遺産・石見銀山へ
早朝の城下町を歩き、松江駅に向かう。
松江のマンホールはこんな感じ。
マンホールカードはないのね…。残念。
今日の目的は石見銀山。
何度か島根には来ているものの、
時間の関係やアクセスの不便さから何度も挫折。
そしてついに今回、念願が叶ったのだ。
大田市(おおだし)駅に到着。(この写真は帰りに撮ったものである…)
トイレを済ましバスを待っていると、
駅内の観光案内所のお姉さんが声を掛けてくださった。
パンフレットとバスの説明をしていただいた。
ありがたい!!
結構ネットであらかじめ調べてから来るが、
現地に着くと不安も結構あるので、こういう声掛けは気持ちがいいしなにより助かるのだ。
バスに乗り込み約30分。世界遺産センターへ到着。
大久保間歩(まぶ)一般公開限定ツアーへ
本日のメインは、10:00~の大久保間歩一般公開限定ツアーである。
3700円とやや高いが、かの大久保長安が馬に乗って入ったとも言われる巨大な坑道跡を見学するツアーである。
実際に、馬に乗って入ったということはないそうだが、
それくらい巨大なのだ。
ちなみにこの大久保長安。
もともとは猿楽師として武田家に仕えたらしい。
その後は、あの憎き徳川家康に仕えて、メキメキと頭角を現したようだ。
経理能力を買われた彼は、
金山や銀山の奉行としてかなり権力を持ったようだが、
彼の死後、私腹を肥やしたなど、いちゃもんをつけられて子供は処刑。
その縁戚までも改易という悲しい結末となった。
すべては、家康の友であり参謀でもある本多正信の陰謀であるとも言われるが、
その真相は未だに謎である。
さて、話は横道に逸れたが、これが大久保間歩である。
デデーン。
「すごい冷気だ。」
この外側で長靴とヘルメット、ヘッドライトを装備し、いざ出陣。
入り口は、地下水でビチャビチャである。
江戸時代の手掘りと、明治時代の掘り方の違いも見られ非常に面白い。
鉱脈にぶつかると、その方向に向かって掘り進めるため、
上方向にも掘った跡や足場がみられ、
中は三次元的な迷路のようになっている。
電灯の代わりに、サザエの殻に菜種油を満たした灯りを使ってたそうで、
ガイドさんが再現してくれた。
かなり薄暗く、よくこんな環境で作業できていたもんだ。
内部の様子や、詳しい説明は実際に行って見て、ガイドさんから話を聞いてほしい。
時間になったので、名残惜しいが坑道を去る。
バスで世界遺産センターへ戻り、そこから再びバスで大森地区へ向かう。
街並みを味わう
さて、腹ごしらえをしよう。
本日は古民家カフェでランチ。
まったく、武将に似合わぬ昼飯である。
本日は、Cafe 住留(ジュール)にてランチ。
大森バス停からは徒歩3分程度にある。
牛スジトロトロはやしにひかれて入ったが、
ランチセットがあったのでそちらにした。
Cafe 住留 (カフェ ジュール) – 大田市その他/カフェ | 食べログ (tabelog.com)
こういうお洒落なランチも有りだと感じた今日この頃。
量は少し少ないが、味は満足。ピザとかも美味しそうだった。
幸いにして天気は小雨だったので、
バス停でレンタサイクルを借り、
もう一つの間歩、龍源寺間歩へ。
必死でチャリをこぎ、道を登っていく。
こちらの間歩はかなり整備されている。
大久保間歩を体験した後だからか、すごく物足りなかった…。
やはり規模が違うのだ。
ここでもガイドのおじさんが説明してくださった。
やはりガイドさんに説明してもらうと面白い。
時間がある方はガイドさんを頼むと良いだろう。
実は、楽しみにしていたもうひとつの史跡は、清水谷製錬所跡である。
少し道ははずれるが、ここまで来たかいがあった。
かなり草が茂っていたが、明治時代の遺構である。
遺構萌えである。
やはり、自然と人工物のコラボレーションは美しいのだ。
日本における産業革命が垣間見える。
小雨の中、再びバス停に戻り自転車を返す。
その後、羅漢寺をお参りし、五百羅漢を見学し御朱印をいただく。
五百羅漢は初めて見た気がする。
なかなか圧巻である。
街並みを歩きながら、代官所跡のバス停まで向かう。
街並みは昔風で美しい。
時間があまりなかったのでさらっと歩いただけである。
時間があればもっとじっくり観光できる場所はたくさんある。
バス待ちの間に、マンゴースムージーを飲む。
「美味い。生き返った。」
そしてバスに揺られ、石見銀山を後にする。
今晩の一杯
本日の宿は、益田駅から徒歩5分のMASCOS HOTELである。
めちゃくちゃお洒落で、朝食も美味しかった。
温泉もあり気持ちよかった。静かな街である。
夜ごはんは、少し散歩して
すし蔵 益田店でお寿司。
おそらく地元のチェーン店であろう。
魚は美味しいし、たらふく食べてしまった。
すし蔵 益田店 – 益田/回転寿司 | 食べログ (tabelog.com)
部屋に戻り、大浴場。
風呂上がりの一杯はこれで締める。
栓抜きがない?そんなの鍵を使えば空けられるんだ。
こうして二日目の旅は終わったのだ。
〈3日目につづく〉
コメント