どうも、島左近です。
2023年10月29~31日の群馬ダム巡り3日目後編。
前編は、朝から熱乃湯で湯もみショーを見学し、酸性河川中和事業の中心施設である品木ダムを攻略。
後編は、戦時中に鉄鉱石を搬出するために開業した貨物専用線で、戦後は旅客輸送も行われたが1971年に廃線跡である旧太子駅を訪問。
その後は色々あった八ッ場ダムを攻略!
旅の最後は、パワースポット・榛名神社でパワーをいただき、高崎まで戻り新幹線で帰宅。
【お役立ちリンク】
DamMaps – 日本全国Web地図でダムめぐり
旅のしおり
訪問日:2023年10月31日(火)
11:55 品木ダム
↓ 約9.1km
12:15~12:37
★旧太子駅
↓ 約12.7km
13:02~13:45
★八ッ場ダム(ダムカード)
↓ 約3.3km
13:56~14:24
★道の駅 八ッ場ふるさと館(ダムカレー)
↓ 約31.1km
15:14~16:13
★榛名神社
↓ 約3.0km
★男根岩
↓ 約1.4km
16:23~16:30
★榛名湖畔の宿 記念公園
↓ 約29.2km
18:02 駅レンタカー高崎営業所
★登利平 高崎モントレー店
19:13 高崎
↓ JR新幹線はくたか572号
20:00 東京
20:12
↓ JR新幹線ひかり663号
23:15 新大阪
廃墟マニア必見!廃線跡旧太子駅
12:15
品木ダムから車で約20分(約9.1km)、旧太子駅に到着。
駐車場に車を停めて、復元された駅舎で200円を払い入場。
早速、「ホッパー」という巨大なコンクリートの遺構がお出迎え。
「ホッパー」とは、鉱石や砂利などを上部から投入して下部から排出する構造物のことである。
群馬鉄山から運ばれてきた鉄鉱石を貨車に積み込むための施設で、当時は3階建てだったらしい。
現存しているのは1階の柱部分のみで、国の登録有形文化財に登録。
このコンクリートのボロボロ具合がたまらん。
ここ旧太子駅は、日本鋼管(株)群馬鉄山の鉄鉱石を運ぶ専用線「太子線」の始発駅として、戦時中に開業された場所である。
戦後は旅客輸送も行われたが、群馬鉄山が閉山した5年後の1971年に廃線。
現在は駅のホームなどが復元されている。
鉄道には詳しくないが、おそらく貴重な貨物車両。
大井川鐡道と書かれている。
貨物車両と駅のホームとホッパーと紅葉。
最高。楽しすぎる。
線路と貨物車両。
電車は来ないので、こんなアングルから撮影できる。
もう一枚。ホッパーと駅のホームも撮影。
これは廃墟マニアも楽しめるし、鉄道マニアも楽しめる場所。
実に美しい。
ホッパー内を撮影。
この寂れ具合がたまらん。草が生えて垂れ下がってるのもとても良い。
最後に一枚。
むき出しの鉄筋が良い味を出している。
もっとゆっくりしたかったが、この後の予定も詰まっているため名残惜しいが先に進む。
【所要時間】約22分
色々あったけど、かっこいい八ッ場(やんば)ダム!
13:02
旧太子駅から車で約25分(約12.7km)、八ッ場ダムに到着。
2014年着工2020年完成の令和に完成した重力式コンクリートダムである。
このダム実は完成までに色々あったらしい。
八ッ場ダムは、利根川の氾濫による洪水被害を防ぐとともに、首都圏の人たちの生活用水や工業用水を確保するため、1952年に長野原町と東吾妻町の町境に計画されたダムである。
地元住民は賛成派と反対派に分かれ、町を二分するような深刻な問題となってしまったらしい。
その後、苦渋の選択により、1992年に長野原町で、1995年に吾妻町で協定が締結されダム建設事業が動き始めた。
しかし、2009年、民主党政権によって八ッ場ダムの建設中止が発表されることになる。
2011年には八ッ場ダムの建設継続が決定し、ようやく2014年に着工したのである。
八ッ場ダムの歴史 – 群馬県ホームページ(河川課) (pref.gunma.jp)
ダム湖側を眺める。
このダム建設により、川原湯温泉駅や川原湯温泉街を含む周辺集落がすべてダム湖内に水没してしまったのである。(これはどこのダムでもある話だが…)
川原湯温泉は、旧温泉街より南側の高台に旅館などを移転され新しい温泉街が形成されているらしい。
ダム下流側には吾妻峡が広がる。
紅葉が美しいぜ。
放流しとるがな!息をのむ美しさ!
ダムにエレベーターがあり、ダムを真下から見上げれるそうなのでエレベーターで下流側へ。
真下から見上げる。カッコええ!
正面に移動!この角度ヤバい!!!!
語彙力がないのはご勘弁を。
サイドから放水。すごい水量。
放水の水しぶきを浴びながらダムを眺める。最高すぎ
反対側に移動。赤い橋のアクセントも良い。
ダムカードと一緒に。
ちなみにダムカードは、駐車場近くの「なるほど!やんば資料館」で入手できる。
天端から吾妻峡を見る。
この写真では見えていないが、八ッ場ダム建設に伴い付け替えとなった線路の一部を自転車型トロッコで観光できる施設が左側にある。
面白そうだったが時間の都合上断念。というか予約が必要かも?
自転車型トロッコ アガッタン | JR吾妻線廃線敷き 蘇るロストライン | 新感覚のレールアトラクション ~ あの樽沢トンネルを体験してみよう (agattan.com)
いやぁ。ほんまに美しい。
色々あったけど、美しいダムやしカッコイイダムであることは間違いない。
13:56
約3.3km戻った場所にある「道の駅 八ッ場ふるさと館」に到着。
目的はコレ!八ッ場ダムカレー!
オリジナルダムカードもゲットだぜ。
カレー美味!この旅2度目のダムカレー。
八ッ場食堂 – 川原湯温泉/食堂 | 食べログ (tabelog.com)
八ッ場ダム想像以上に楽しかった。
【所要時間】約1時間22分
最終章!榛名(はるな)神社と男根岩からパワーをいただく!
15:14
八ッ場ダムから車で約50分(約31.1km)、榛名神社駐車場に到着。
駐車場に車を停めて少し歩くと随神門が見えてくる。
随神門を抜けると空気は一変。
緑に囲まれた冷っとした空気が漂う。
三重塔が美しい。この構図ええなぁ。自画自賛。
雰囲気が良すぎる。平日の夕方だからなのか、全然人がいない。
15:43
駐車場からゆっくり歩いて約30分で双龍門に到着。
1855年に建てられたもので、奥の岩と手前の紅葉が良い画になっている。
この神社に来たのは、「御姿岩(みすがたいわ)」とよばれる岩とつながった本殿を見に来たが、まさかの改修工事中。
本殿部分の工事は令和7年12月までの予定らしいので、訪問の際は注意が必要である。
榛名神社社殿改修工事に関して | 榛名神社公式サイト (haruna.or.jp)
瓶子の滝(みすずのたき)。
ひかえめな滝もなかなか趣があって良い。
帰るころにはすっかり夕焼け空。
【所要時間】約1時間
榛名神社を後にし、榛名湖の方に進む道中にそびえたつのは男根岩。
読み方わからんから調べたら「なんねいわ」って出てきた。ほんま?
名前の通り、男根!!!!
これはもう立派な男根!
なぜこんな形になったのかは本当に謎すぎる。誰かが削って作ったんかな?
これは正真正銘の珍スポットである!
16:23
榛名神社から車で約10分(約4.4km)、榛名湖畔の宿 記念公園に到着。
目の前に榛名湖とその奥に榛名富士を見渡せる。
ちょうど榛名富士に夕陽が当たって、神々しい写真が撮れた。
まさかのこんなところに顔出しパネル。
湖面に近いところまで歩いて降りていく。
マンホールを発見。榛名富士が描かれている。
ススキと榛名富士。素敵な景色。
時間に余裕があればゆっくりできたのになぁ…。
烏帽子ヶ岳と榛名富士のツーショット。
夕焼け空と相まって美しい。
登利平で鳥めし!そして、東海道新幹線車内販売の最終日だった
18:02
榛名湖から車で約1時間半(約29.2km)で駅レンタカー高崎営業所に到着、車を返却する。
新幹線の時間まで、高崎駅ビルのモントーレのレストラン街にある登利平で鳥めしをいただく。
これとても美味しいんです。
実は、高崎駅に来るのは3回目だが、3回ともここで鳥めしを食べているのだ。
それくらい美味しいからオススメ。
登利平 高崎モントレー店 (トリヘイ) – 高崎(JR)/鳥料理 | 食べログ (tabelog.com)
帰りのきっぷがまさかの日付間違いで入場できず。
みどりの窓口の人信頼しすぎてて、日付なんか確認してなかった。
きっぷの変更をしていただいて、なんとかギリギリ予定の新幹線に間に合う。
高崎駅の駅員さん、ご迷惑おかけしました。
この日は2023年10月31日。
全然知らなかったが、この日は東海道新幹線「のぞみ号」「ひかり号」の車内ワゴン販売最終日。
11月以降はグリーン車でのみ販売があるみたい。
せっかくなのでアイスを購入し、ワゴンのラストランの写真を撮らせていただいた。
このためだけに新幹線に乗った人もいるらしい。
あまり使っていなかったサービスだが、いざなくなるとなんか寂しい気持ちに。
スジャータのアイスを購入。美味しかった。
これにて群馬ダム巡りも終了。
良い旅だった。
〈おわり〉
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