どうも、島左近です。
2023年11月26日(日)~27日(月)の神在月の出雲男一人旅。
今回の旅は、出雲に神々が集う神在月(旧暦の10月)の出雲大社参りが目的。
1日目は、少し足を延ばして、日御碕神社と日御碕灯台を訪問。
スサノオノミコトの御魂が鎮まる場所、隠ヶ丘にも訪問。
日御碕では、噂の古事記丼を食す。
さらに、日御碕灯台では絵描きの占い師との出会いが…。
出雲大社へは、夜と翌日の早朝に参拝。
良い御縁がありますように。
㊟2024年10月19日現在、大雨の影響により日御碕へ向かう道路「県道29号大社日御碕線」が片側交互通行になっているため、路線バスは途中の中山バス停までしか行けないようです。
『出雲大社バスターミナル』から『日御碕灯台』までの区間、日御碕臨時バスが運行されていますが、地域住民のための臨時バスなので定員に達した場合は乗車できない場合があるのでご注意ください。
9/21(土)~「日御碕臨時バス」の運行について|出雲観光ガイド【出雲観光協会公式ホームページ】 (izumo-kankou.gr.jp)
旅のしおり
訪問日:2023年11月26日(日)
7:15 伊丹空港
↓ JAL2341
8:05 出雲縁結び空港
8:45
↓ 空港連絡バス(900円)
9:25 出雲大社バスターミナル
★松の屋(出雲そば)
★三歳社 大穴持御子神社
11:10 出雲大社バスターミナル
↓ 一畑バス(510円)
11:30 日御碕神社
★日御碕神社
★日御碕灯台
★花房
★神蹟 隠ヶ丘(隠岳神社)
★日御碕ビジターセンター
★Cafe 大宮
16:17 日御碕神社
↓ 一畑バス(510円)
16:37 稲佐の浜
★稲佐の浜
★因佐神社(速玉社)
★屏風岩
★下の宮
★上の宮
★出雲大社
18:49 出雲大社前
↓ 一畑電車大社線(500円)
19:00 川跡
19:03
↓ 一畑電車東北松江線
19:12 電鉄出雲市駅
★ラーメン篠寛
【本日のお宿】
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神在月とは?
旧暦の10月は、俗説には日本中の神様が、出雲の国に集まって会議をするので、地域の神々がいなくなってしまうことから「神無月(かんなづき)」と呼ばれている。
一方で、出雲の国は神々が集まることから「神在月(かみありづき)」と呼ばれる。
いったい神在月がいつごろからあるのか?
ネットを検索してみると以下のような記事を発見。
この神在月はいつ頃からあるのでしょうか?実は奈良時代の『古事記』『日本書紀』『出雲国風土記』には、出雲について神在月やそれに相当するような神様が集まる話は見られません。現在のところ、このような考え方みえる最も古い文献は、平安時代の終わりごろ、12世紀半ばに記された『奥義抄《おうぎしょう》』や『和歌童蒙抄《わかどうもうしょう》』という和歌についての本で、天下の諸神《しょしん》が出雲に集まるから10月を神無月と呼ぶ、という話が記されています。
第1話 神在月の起源 | 島根県古代文化センター (shimane-kodaibunka.jp)
なにやら平安時代くらいからの言い伝えらしい。
出雲大社では、毎年旧暦10月に神在祭が行われている。
まずは旧暦10月10日の夜、海の向こうから集まってこられた神々をお迎えするのが「神迎神事」。
出雲大社境内の神楽殿でも「神迎祭」は行われ、その後神々は旧暦10月17日まで出雲大社境内の十九社にて滞在される。
旧暦10月17日には、神々をお送りする「神等去出祭」という神事が行われる。
期間中は、一般人も参列できる「縁結大祭」がひらかれる。
縁結大祭 | 出雲大社 (izumooyashiro.or.jp)
令和6年(2024年)の神在月の神事は、11月10日~17日に行われる。
令和6年神在祭(ご案内) | 出雲大社 (izumooyashiro.or.jp)
神在祭についての疑問に関しては以下のサイトが詳しいので、ご参照ください。
神在祭Q&A|島根県立古代出雲歴史博物館 (izm.ed.jp)
紅葉が美しい神在月の出雲
7:15
伊丹空港を出発した飛行機は、中国山地を越えていく。
途中、上空から美しい雲海を見ることができた。
神在月の出雲旅がいよいよ始まる。
紅葉も美しい!幸先の良いスタートである。
8:05
伊丹空港から約50分、出雲縁結び空港へ到着。
しまねっこが歓迎してくれている。
神在月の出雲に到着。
ここからは8:45のバスで約40分かけて出雲大社バスターミナルに向かう。
途中、宇迦橋大鳥居を撮影。
9:35
まずは腹ごしらえ!出雲そばを食べる。
出雲大社バスターミナルから神楽殿の方に少し歩いたところにある「松の屋」に入店。
三段割子そばを注文。
朝からそば、最高である。
実に美味!!
松の屋 – 出雲大社前/食堂 | 食べログ (tabelog.com)
日御碕方面へのバスまでまだ時間があるので、出雲大社神楽殿へ。
大しめ縄は大迫力。何度見てもすごい。
神楽殿隣の鏡の池。色づいたイチョウが池に映っていて美しい。
少し歩いてみる。マンホール発見!
日御碕灯台と経島のウミネコがデザインされている。
マンホールカードは日御碕で後程入手。
神楽殿の裏側。紅葉が美しい。
神楽殿から約1km歩いて、三歳社(みとせのやしろ)大穴持御子神社(おおなもちみこのかみのやしろ)に到着。
ほとんど人はいなくて、静かな環境。
1月3日には福迎祭というのがあるらしい。
山に囲まれた道を歩いて、静かに参拝。心が洗われる。
三歳社への参道はこんな感じで木々に囲まれている。
この光の当たり方が美しすぎる。
紅葉を見上げる。ここだけ違う世界みたい。
木の額縁風写真。
光の当たり方が本当に美しい。
ここからうさぎを追いながらバスターミナルに向かう。
出雲大社はうさぎがたくさんいるのである。
「だれ?頭にドングリのせたのは?」
竜宮城のようなパワースポット!日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)
11:30
出雲大社バスターミナルから一畑バスで約20分、日御碕神社に到着。
バスを降りるとイカが干してあった。
早速、日御碕神社に参拝。
赤い楼門が青空に映える。美しい。
神社は下の宮「日沉宮(ひしずみのみや)」と上の宮「神の宮(かみのみや)」の2社からなる。
下の宮「日沉宮」。
素盞嗚尊(スサノオノミコト)の姉とされる天照大御神(アマテラスオオミカミ)が祀られている。
日沉宮は、伊勢神宮の「日の本の昼を護る」に対し「日の本の夜を護る」ようにとの神勅により名づけられたらしい。
上の宮「神の宮」は少し高台にある。
こちらには、素盞嗚尊(スサノオノミコト)が祀られている。
隠ヶ丘に鎮座していたものを現地へ遷座されたものらしい。
ちなみに、これら神社の美しい建物は、江戸幕府3代将軍・徳川家光殿の命で、松江藩主・京極忠高殿、松平直政殿により建てられたものである。
神の宮から更に奥に進み階段を登ると、稲荷神社がある。
ネットの口コミによると「非礼な者は参拝出来ないパワースポット」らしい。
たどり着けたので、どうやら拙者は非礼ではないらしい。
参拝しパワーをいただき、お稲荷さんから撮影の許可も得る。
参拝を終え、一度バス停の方へ戻る。
イカが干してある園山商店へ。
目的はイカ焼き!あまりにも良い匂いがしたので購入。
半分くらい食べてから写真撮影。
食べるのに夢中で写真撮るのを忘れてた。
神域・経島(ふみしま)を経て、素戔嗚尊ゆかりの地・神蹟 隠ヶ丘(かくれがおか)へ
12:22
日御碕神社から日御碕灯台の方に向かって歩くと、海側にウミネコの繁殖地として有名な経島(ふみしま)が現れる。
流紋岩の柱状節理が発達する島で、まるで経巻を積み重ねたようにみえることから名づけられたらしい。
日御碕神社の神域であるため立ち入りは禁止。
よくみると小さな鳥居と祠がある。
かつては、この島に天照大神を祀る日沈宮(ひしずみのみや)があり、948年に日御碕神社へ遷座された。
遠くから手を合わせて参拝。
道路の反対側を見ると、節理の発達した流紋岩を発見。
こうして近場で見るとなかなか美しい。
12:29
日御碕神社から徒歩約7分(約600m)、日御碕灯台に到着。
灯台は登れるみたいなので、後程登ることに。
海側に遊歩道があるので、そちら側から灯台を撮影。
さすがは石造りでは日本一の高さを誇る灯台!美しい!
足元は、相変わらずの立派な柱状節理でごつごつしている。
立派な柱状節理ではあるが、一本一本の柱は比較的細いのが特徴。
案内板には、約1600万年前の流紋岩と書かれている。
急に曇ってきた。
曇り空と柱状節理と海。
12:47
海に沿った遊歩道を歩いて、今度は神蹟 隠ヶ丘へやってきた。
素戔嗚尊が出雲の国造りを終えた後、「我が神魂はこの柏葉の止まる所に住まむ」と柏葉をお投げになったところ、この地にお移りになったといわれる場所である。
自然に囲まれた参道を歩いて行くと、奥にひっそりと鳥居がある。
静かな環境で明らかに空気が違う。
しっかりとお参りし、再び日御碕灯台に向かう。
石造りでは高さ日本一!出雲日御碕灯台!
12:57
日御碕ビジターセンターに到着。
灯台にもウミネコにもなれる顔出しパネルを発見。
マンホールが設置されている。
このマンホールカードはこちらで入手可能!
これがマンホールカード!日御碕灯台近くのマンホールと一緒に撮影。
いよいよ出雲日御碕灯台に登る。
1900年着工1903年完成の島根県で3番目に建てられた灯台。
石造りでは日本一の灯台で、その高さは43.65mある。
光源の一等レンズは、全国5か所の灯台にしかない貴重なものらしい。
曇り空に灯台。
なんかRPGのボスの城に乗り込む感じ。
灯台上部の展望台までは、163段のらせん階段で登る。
これがなかなかハード。
しかし、その展望台からの眺めは絶景!
遠くの山々に光が当たり幻想的な姿を拝めた。
真下を覗く。美しい柱状節理を上から眺める。
美しいがなかなか恐ろしい光景。
灯台を後にし、再び遊歩道を歩くと出雲松島に到着。
ふむ、なるほど。松島らしい。
13:53
お腹が空いたので遅めの昼ご飯。
目をつけていた海鮮丼の美味しいお店、花房に到着。
行列が出来ていて待たないといけないが、時間もあるので待つことに。
待つこと約20分で入店。
古事記丼ウニのせ(2400円)を注文。
これがもうたまん!美味し!
花房 – 出雲市その他/食堂 | 食べログ (tabelog.com)
この後、もう一度日御碕灯台の方に行くと不思議な出会いが。
絵を売っているおじさんに話しかけられて、色々お話をさせていただいたのである。
おじさん曰く、占いもやっているとのことで、四柱推命で占ってもらうことに。
そんなに情報を与えていないのに、性格をピタリと当てられ、仕事に関しては「独立したいと思ってる?」みたいなことを聞かれる。
えっ!?と思うことばっかりで、続きを500円で占ってもらう。
「自由人だけど、真面目な性格のおかげでなんとかなっている。」
「サラリーマンとしてもやっていけるし、独立してもやっていける。」
「3年後くらいに独立したくなる。」
「女運は悪くない。」
とのこと。
初めて占いしてもらったけど、とても不思議な経験だった。
せっかくなのでおじさんから絵(印刷されたもの)を500円で購入。
本当に不思議な出会いだった。
さっきのお店で並んだから会えたわけで、食後にもう一度日御碕灯台に行ったから会えたわけで、本当に不思議な出会い。
15:37
日御碕神社に戻ってきた。
バスまで少し時間があるので周囲をぶらぶら。
cafe大宮という小さなカフェを発見。
女性一人でやっている店なのか、提供までに時間はかかったが丁寧にコーヒーを入れてくれて、なによりとても美味!
疲れた身体を癒してくれる。美味しかった。
ごちそうさまでした。
Cafe大宮 (カフェ オオミヤ) – 出雲市その他/カフェ | 食べログ (tabelog.com)
〈《出雲大社編》へつづく〉
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