どうも、島左近です。
今回は、2020年8月13日に行ったチャリ旅。
今年はコロナでお盆の帰省も取りやめ。
暑いけど、どこかに行かないとおかしくなりそうだったので、
今度は西へ向かう。
実は、今回の旅は西神中央から三木に出るルートを考えていたのだ。
三木城攻めと竹中半兵衛殿の墓参りをする予定だった。
しかしあまりの暑さと想像以上の山越えが続き断念。
明石にルート変更し、急遽明石城攻めを決行。
【自転車ルート】
8:30 王子公園駅
↓ 約15km
10:30 妙法寺駅
↓ 約8.5km
11:30 伊川谷駅
↓ 約7.4km
12:10 明石公園
★明石城
13:10 明石公園
↓ 約2.2km
13:25 かね正(昼食)
14:00
↓ 約13km
15:10 須磨海岸
15:50
↓ 約14km
17:30 王子公園駅
真夏の暑さには勝てず…
前回のチャリ旅の反省を活かし、日焼け止めを全身に塗りだくり、帽子を装備。
向かうは三木城。
神戸電鉄長田駅付近までは快調な旅。
しかし、地獄が待っていた。
まず第一に高取山の周りをぐるっと回る予定がまさかの道を間違える。
長田駅(神戸電鉄)を越えて、運命の分かれ目。
目の前にそびえる高取山。
この山をぐるっと回る必要があった。
が、なぜかこの赤いルート(約700m)に向かってしまう。
暑さゆえのミスか。
たった700mじゃないか。
いや、割と坂をずっと上ったのだ。
これが標高差。およそ33mくらい。
もうこれで心が折れかけた。
暑さと坂道は徐々に体力と気力を奪う。
セブンイレブンでいったんエネルギー補給。
その後必死に上った坂を一瞬にして下り分岐点に戻る。
しかし地獄はここから始まる。
次は黒いルートでいよいよ山の谷間を抜けていく…予定が。。。
まさかの坂道。
いや、なんとなくわかっていたが。
およそ1.7km続く坂道。その標高差はおよそ100m。
終わらない坂道。
照らす太陽。
鳴き止まぬ蝉の声。
止まらない汗。
何度引き返そうとしたことか。
なんとか妙法寺駅、名谷駅、総合運動公園を経て学園都市まで向かう。
しかしながら、伊川谷駅で地図を見ると、また山を1つ越えねばならないことに気づく。
いやはや下調べが足りてなかった。
今なら容易く明石に戻ることができますよ。
何やら声が聞こえる。
幻聴か。何者かがささやく。
確かにここからだと平坦な道で明石に迎えそうだ。
目の前の山を越えると西神中央。
しかし、西神中央に行くと明石から遠ざかる。
万が一行けたとしても、帰ってこれるか不安。
すでに体力は限界。
今回は断念して、急遽明石に下ることになる。
明石城攻め
伊川谷駅から約40分。
これまでの坂道が嘘のように極めて平坦な道を進む。
そして着いた。
ここが明石城である。
現在は明石公園として整備されている。
明石城は1619年(元和5年)に初代明石藩主小笠原忠政(後の忠真)によって築かれた城で、1957年(昭和32年)に巽櫓・坤櫓が国の重要文化財に指定され、 2004年(平成16年)には城跡(明石公園の一部)が国の史跡に指定されました。なお巽櫓・坤櫓は日本に12基しか現存していない貴重な三重櫓です。広範囲に残る堀や石垣も見どころで、2006年(平成18年)には、日本城郭協会による「日本100名城」に選定されました。
明石城ホームページ
図書館の向かい側に石垣を発見。
どうもこの辺りは北の丸らしい。
石垣が通路を挟んでいるから、北の丸への入り口だったのか?
もともと門があったのではないのかな?
そんな妄想をして、久しぶりの城攻めに興奮する。
東の丸への入り口。
右側の石垣は隙間が詰められている。
公園整備の時に造られたものなのかな?
巽(たつみ)櫓。この角度はなかなか美しい。
巽櫓は、本丸南東端にある3重櫓。
詳しいことは、明石城ホームページをご覧ください。
明石城にもう一つある3重櫓。本丸南西端の坤(ひつじさる)櫓。
伏見城から移築されたそうな。
移築ってすごい技術。
坤櫓のすぐ北西側にある天守台。
明石城は四隅に櫓がつくられたが天守はなかったらしい。
ちなみに天守台の石垣は、見たところ花崗岩と凝灰岩から構成されていると考えられる。
明石公園内のマンホール。
明石城の坤櫓と桜が描かれている。
天守台を下から見上げる。
美しい。角石は算木積み。
美しい石垣と巽櫓にうっとり。
チャリと2つの櫓。
この角度はお気に入り。
南東側からの本丸入り口。
明石城がこんなに素敵な場所だなんて気づかなかった。
少し遠くから見渡す。
こんな真横に櫓が並んでいる城って珍しい気がする。
西の大名を抑える城。
南の山陽道を常に監視していたに違いない。
明石城を後にする前に、100名城スタンプを押印。
久しぶりのスタンプで嬉しくなる。
さっきまでの疲れは嘘のように吹き飛んだ。
焼きアナゴ丼との出会い
明石城を後にし、海側へ向かう。
淡路島に向かう船、ジェノバラインの乗り口を見つけ危うく乗り込みそうになる。
淡路島はまた次回にとっておこう。
昼ご飯がまだ。
コロナが心配なので、暑い中海辺でコンビニおにぎりかなぁと考えながら東に進む。
焼きアナゴ丼あります。
こんな看板を見つけると行くしかない。
かね正。駅からは少し離れている。
人は少なくてラッキー。
あとから人がどんどん来たから、すぐに満席になった。
よーいドン!で円広志殿も来てたらしい。
たこの天ぷらも美味しそうだが…
焼きアナゴ丼を注文。
アナゴも美味しいし、卵も美味しかった。
久々の外食。美味である!!!
美味しすぎてなんか泣きそうになった。
出会えてよかった。
今度はたこの天ぷら定食を食べにきたい。
明石海峡大橋を横目に須磨海岸へ
城に満足し、腹も膨れたので帰宅。
帰りは海沿いの道をチャリでさっそうと東へ進む。
明石海峡を背景に。
大蔵海岸公園からの明石海峡大橋。
何度見ても美しい。
橋も興奮する。
そして安定の須磨海岸である。
今年は遊泳禁止で人も少なく、珍しく人の少ない夏の海に来れた。
海の家もなく、こんな夏は2度と来てほしくない。
来年の夏は、各地を歩き回りたい。
疲れを癒す波の音。
そして心地よい太陽。
朝のしんどさが嘘のようだ。
少し横になり、目を瞑る。
夏を感じ、体力を回復させ帰路につく。
今回のチャリ旅は約60.4km。
前回のチャリ旅(2020年7月チャリ旅 王子公園~伝法・舞洲編)が74.3kmだった。
前回に比べるとやはり暑さが強敵だったのだ。
疲れはしたが、良い夏の思い出である。
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