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世界遺産・佐渡島の金山に潜入!砂金採り体験も楽しむ昼飯抜きのドライブ旅~2泊3日佐渡島を満喫する親子珍道中旅《2日目》~

新潟県

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どうも、島左近です。

今年のGWに行った佐渡島親子珍道中旅2日目。
2日目は、朝から旅館近くの海岸でまったり。
さらに、なんと佐渡島で前方後円墳が発見されたとのニュースを見たので、その近くの両津郷土博物館を急遽訪問。
そんなこんなでゆっくりしすぎて、ここからダム、金山、砂金採り体験と怒涛の観光。
昼飯抜きの観光になってしまったが、最後は美しい夕日を見れて、温泉と美味しいご飯で結果的に楽しい1日に。

佐渡島観光の計画立てるの役だった本を紹介👇


旅のしおり

訪問日:2025年4月30日(水)

8:35発 みなみ旅館
↓ 🚙約1.2km
8:40着 海岸
9:23発
↓ 🚙約8.6km
9:42着 ★両津郷土博物館🏛️

10:43発
↓ 🚙約11.6km
11:08着 ★大野川ダム(ダムカード)🏞

11:24発
↓ 🚙約24km
12:23着 ★きらりうむ佐渡🏛️

13:40発
↓ 🚙約3.5km
14:00着 ★史跡 佐渡金山🏛️

15:21発
↓ 🚙約27.4km
16:05着 ★佐渡西三川ゴールドパーク(砂金採り体験)

17:09発
↓ 🚙約28km
18:00着 ★HOTEL AZUMA🏨

珍スポット!?予定外の両津郷土博物館

8:40
あまりにも海が綺麗なので、旅館近くの海岸でゆったり。

9:42
加茂湖近くで前方後円墳が発見されたというニュースを見たので、その近くにあった両津郷土博物館を訪問。
博物館の方に話を伺うも、まだ市として調査が始まってないから何もわからないということだった。
残念だったが、せっかくなので博物館内を見学。

漁業の様子が人形を使って展示されている。
人形が珍スポット感出る。

大漁旗も展示。ちゃんとした博物館。
漁業の道具や昔の農機具などがたくさん展示されている。

こういうのが所々あるのが面白い。

味噌樽。実際に使用されていたもので、中に入って写真撮影してもらった。
あまり観光ガイドにはのっていない場所ではあるが、その土地のことを知ることができる博物館だった。

階段のとこに椅子が置いてあって、「ねまれっちゃ」って言葉が貼ってあった。
佐渡弁で「おすわりください。休んでください。」って意味らしい。
博物館の方からたくさん話を伺えてよかった。

いわゆる観光スポットではないけど、その土地の文化や歴史を知ることができるスポットである。
そういうのが好きな方はぜひ、お立ち寄りください。

〈所要時間〉約1時間

大野川ダムで3枚のダムカードをゲット!

11:08
車で約25分(約11.6km)、大野川ダムに到着。
ここもダムカード風フォトフレームが設置されている。
ここはむちゃくちゃいい場所に設置されていて、完璧な写真が撮れた。

大野川ダムは1980年完成の重力式コンクリートダム。
ちょうど放流していて美しいぜ。

管理事務所でダムカードをゲット。
1日目に行った久知川ダムと新保川ダムのダムカードも合わせて3枚ゲット!

かっこいい。放流中!

ダム湖も美しい。

〈所要時間〉約16分

佐渡金山を知るなら必見!きらりうむ佐渡

12:23
大野川ダムから車で約1時間(約24km)、きらりうむ佐渡に到着。
道中見えた海があまりにも美しかったので、施設に入る前に海を眺める。
絶景!

きらりうむ佐渡は、佐渡金銀山についての映像やパネルなどで勉強することができるガイダンス施設である。
実際に金山に行く前に立ち寄っておくと、金山での楽しさが倍増すると思うのでオススメ!

入り口付近にある佐渡小判の模型は写真撮影OK!
他は写真撮影はダメなので、ぜひご自身の目で見てください。

きらりうむ佐渡の前の駐車場前にカラーマンホールを発見!
道友の割戸とマルバシャリンバイがデザインされている。
ちなみにこのマンホールカードは、きらりうむ佐渡内の観光案内所で入手できる。

所要時間が長めなのは、クイズに全問正解するために同じ映像2回見たりしたからなので、実際は30分くらいあれば十分かと。

〈所要時間〉約1時間

史跡 佐渡金山に潜入!

出典:須藤定久(1998)鉱物資源図 関東甲信越(1:500,000)、地質調査総合センター、地質図Naviより佐渡島周辺を抜粋(加筆あり)

さて、やっと佐渡の金山に行くことになるが、その前に簡単な地質のお話。
上の画像は佐渡島の簡単な地質図とその凡例を表わしている。

2024年(令和6年)7月27日、世界文化遺産に登録された「佐渡島の金山」は、上の画像の赤丸で囲われた「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の2つのエリアの鉱山で構成されている。
今から約3000万年前、ユーラシア大陸の一部が裂け始め、約2000万年前には割れ目に沿って火山活動が活発になったと考えられている。
佐渡島は南北に大きな山(上の地質図の黄色の部分)があり、北側は大佐渡山地、南側は小佐渡丘陵とよばれる。これらの山を構成している主な岩石は、新第三期中新世の安山岩~デイサイトの火山岩類であり、約2000万年前の海底火山活動によって形成したものである。
相川鶴子金山や西三川砂金山はまさにこれらの火山岩類の分布域に位置しており、佐渡の金や銀はこの火山活動に関係した熱水鉱床由来であると考えられている。

出典:佐渡市教育委員会 編『佐渡島の成立と地形の特徴』https://www.city.sado.niigata.jp/uploaded/attachment/17361.pdf

14:00
きらりうむ佐渡からちょっと道を間違えたから車で約20分(約3.5km)、史跡佐渡金山に到着。
ここは相川金銀山で、実際の坑道内を見学できる。
1596年に鶴子銀山の山師によって発見されたと伝えられていて、1989年まで採掘が続けられている。
歩くことができる坑道は、江戸時代初期に開坑された宗太夫間歩(そうだゆうまぶ)と明治以降の機械掘坑道「道遊坑」である。

史跡 佐渡金山 公式サイト

これが金鉱石らしい。こんなんに金が入ってるとはよく気づいたものである。

まずは江戸時代に手掘りで掘られた坑道内を歩く。
坑道内には、昔の作業風景が人形で再現されている。

なにがすごいって、結構奥の方まで人形が置かれていて、手抜きが一切ないこと。

ほら!こんな奥でも作業中!

こんなとこでずっと作業してたらすぐ死にそう。
そういえば石見銀山に行ったとき、鉱山で働いてる人は肺の病が多かったという話を聞いた気がする。

いや、こんなとこで休息できるわけない!
ご飯食べてるやん!

間切改(けんぎりあらため)という場面らしい。
仕事がちゃんと進んでいるか役人によるチェック中の場面。

どういう気持ちなんやろ?えっ?こっち見た?

江戸時代から伝わる、金山独自の神事芸「やわらぎ」。
「山の神の心をやわらげる。」「硬い岩盤にやわらぎを求めて祈る。」などの意味に由来しているらしい。

今でも同じような儀式がなされているらしい。
それにしてもこの面みたいなのは恐いなぁ…

「やわらぎ」について

宗太夫間歩を抜けると、資料館と売店がある。
資料館では金塊の持ち上げ体験ができるからこれは必ず体験すべき!
写真は売店に積み上げてあった金塊(確か中身はお菓子)。総額がえぐい。

金箔ソフトクリームを購入。父と母は笹団子を食べていた。
ちなみに本日は昼飯抜きが決定しているので、これが昼ご飯代わり。

再び入り口に戻って、今度は明治32(1899)年に開削された機械掘り坑道である「道遊抗」を歩く。
こちらはトロッコの跡が残っている。
機械堀りなだけあって、普通のトンネルを歩いている感じ。

高任竪坑。佐渡金山で最も長い垂直坑道(659m)らしい。
いわゆるエレベーターみたいなものらしく、作業員や物資を地下の坑道まで運び、採掘された鉱石を地上に吊り上げていたらしい。

これが噂の道遊の割戸。
開発初期の採掘地とされる江戸時代の露天掘り跡。
金脈を掘り進めてこのような姿になったらしい。
ちなみに割れ目は、幅約30m、深さ約74m。
かなり近くまで行って穴の様子を見学できる場所があるらしい(知らなかったから行ってない)。

人の手で山がこんな姿になるとは…。
金の力ってすごいなぁ。

粗砕場。採掘された鉱石を破砕機で細かく砕く施設らしい。
1937年に建設され、1989年の休山まで操業されていたらしい。
こんな感じだが、国の重要文化財に指定されている。

さらにトロッコの線路は続く。

トロッコ道の左手側にカッコイイ遺跡が見える。
搗鉱場(とうこうば)という当時の最先端技術であった搗鉱製錬を行った施設。
搗鉱製錬とは、鉱石を破砕しながら同時に水銀を注入して金銀を汞化(水銀と他の物質が結合する現象、または水銀を用いて他の物質を処理する技術)させ、アマルガム(水銀と他の金属を混ぜ合わせた合金の総)を生成・捕集する方法と出てきた。なんのことかよくわからん。

金鉱石や銀鉱石はそのままの状態だと金や銀の成分はわずかしか含まれておらず、金や銀のみを抽出する必要があります。そこでこの水銀が使われました。鉱石に含まれる金・銀などの金属は、水銀と混ぜ合わせると鉱石から溶け出し、水銀アマルガムをつくります。そのアマルガムを熱することにより沸点の低い水銀のみが蒸発し、溶けた金属のみが残るという方法です。高度な装置や技術を必要とせず、17世紀以降のアメリカ大陸において用いられていた方法で、19世紀に起きたカリフォルニアのゴールドラッシュにおいても、このアマルガム法が金の採掘に用いられていました。しかし蒸発した水銀は毒性が高く、水銀中毒を発症する危険性があるため、現在ではあまり用いられていません。

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トロッコの続く坑道。緑が美しい。
これにて史跡佐渡金山の見学終了。

〈所要時間〉約1時間20分

楽しすぎる!西三川ゴールドパークで砂金採り体験!

16:05
史跡佐渡金山から車で約45分(約27.4km)、西三川ゴールドパークに到着。
大人1500円(2025年7月時点)で、資料館の見学と約30分の砂金採り体験が可能。

親子3人で行ったのに、みんな砂金採りに夢中で写真撮るのなんか忘れてた。
広い浅めの生け簀の中の砂(近くの川の砂らしい)の中から砂金を採りだす体験。
結構腰が痛くなるが、必死で砂を水の中で揺すって砂金を採りだす。
スタッフの人が丁寧にやり方を説明してくれるので安心!

砂金は比重が19.3と非常に重いため、他の鉱物に比べて底に沈んでいくのである。
よって、最初の段階で底の方からしっかりと砂をすくうことがおそらくポイント。
感覚としては、水の中でしっかりと回して、上の砂は思い切って捨てるのが正解かと思う。

写真は実際に採った砂金。必死でふるい続けて8粒採れた!
採った砂金はキーホルダーなどに加工できるらしい。

結局、時間いっぱいまで砂金採り体験を楽しんで帰路に着く。

砂金採り体験ができる西三川ゴールドパーク

佐渡の絶景!夕日スポットがある宿!HOTEL AZUMA!

18:00
佐渡西三川ゴールドパークから車で約1時間(約28km)、HOTEL AZUMAに到着。
ホテルの庭からは美しい夕日が見えると口コミで見たため、こちらの宿を選択。
ちょうど夕日の時間帯だったので、庭に向かって夕日を拝む。
夕日を背景に白いブランコが実に美しい映えスポットとなっている。

最高!絶景すぎる!

これが佐渡島で見る夕日!この絶景は忘れられない。

とりあえず老夫婦(両親)をさっきのブランコに座らせて撮影。
なかなか面白い写真が撮れた。

もうすぐ陽が沈む。
この時間帯の空の色が一番好き。

夕焼けと飛行機雲。

夕日を背景にスタッフの方に写真を撮ってもらったり、良い思い出になった。
急いで温泉に入って、そのままバタバタと夕食へ。
ちなみに温泉も絶景露天風呂付!

ここで約12時間ぶりの食事。
お腹すきすぎて、写真を撮ることも忘れ、すごい勢いで夕食をいただく。
写真は、日本酒呑み比べセット。これはもうどれも美味しかった。
夕食もボリューム満点で大満足。

夜はホテルから北沢浮遊選鉱場跡のライトアップを見に行けるバスが出ていたりとサービス抜群。
今回は夕食の時間が遅かったため断念。
しかし、無料の卓球やダーツができるスペースがあり、久々に温泉卓球を楽しむことができた。
食後は「おけさ踊り」を実際に見ることができ、母親はそのあとの体験に参加していて楽しそうだった。
そのあとは、素敵なサックスの演奏。
ホテル内ですごく楽しめる最高のホテルであった。

〈3日目につづく〉

 

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