新潟県旅の記録長野県中部地方

西日本と東日本の境界に立つ~立山黒部アルペンルートを満喫する2泊3日ぽろり一人旅1日目~

新潟県

どうも、島左近です。

今回の旅は、2019年10月29日~10月31日にかけて行った、立山黒部アルペンルートの記録。
この旅で使用したきっぷは、JR西日本の立山黒部きっぷを使った。
今回は往復北陸線経由で神戸市内発着。
往復サンダーバード+新幹線(金沢-糸魚川(富山))と、アルペンルート乗り降り自由区間付き。
これでなんと24980円!!

これはお得である。
片道北陸線、片道中央線経由にすると4000円くらい高くなる。
利用期間には注意が必要。

今回の旅の目的は、黒部ダム!
そして、西日本と東日本との地質学的境界をまたぐことである!

一日目を振り返る。

【ルート】
7:08 六甲道
↓ JR京都行
7:17 芦屋
7:18
↓ JR新快速 野洲行
7:32 大阪
7:40
↓ JRサンダーバード5号
10:25 金沢
10:56
↓ JR新幹線はくたか560号・東京行
11:45 糸魚川
★復興まちづくり情報センター(マンホールカード)
13:13 糸魚川
↓ JR大糸線
13:27 根知
★フォッサマグナパーク
14:33 根知
↓ JR大糸線(代行バス)
15:35 白馬
15:56
↓ JR大糸線
16:32 信濃大町
★大町市観光協会(マンホールカード)
17:10 信濃大町
↓ バス(アルピコ交通)
17:23 大町温泉郷

ヒスイの産地でマンホール探し

サンダーバードと北陸新幹線で久々の快適な旅。

朝ご飯は食べたが、早かったので小腹がすく。
金沢駅で購入した駅弁。

炙ります鮨と鯛鮨。
旨し。エネルギーが沸きあふれる。

11:45
糸魚川駅に到着。大阪からはサンダーバードと新幹線で約4時間。

駅にあったヒスイの原石。
小滝川ヒスイ峡はヒスイの原石が多く見られ、国の天然記念物に指定されている。
その地域内での岩石の採取は禁止されているが、海岸に打ち上げられたヒスイは持ち帰りOKだそうだ。
糸魚川駅から約2km北東に進むと、ヒスイ海岸がある。
今回はそれが目当て…のはずが。

時間がない!!

ということで、今回は断念。
駅前をぶらぶらし、マンホールカードをもらいに出発。

駅前の玉をもった御姫様。
奴奈川姫(ぬなかわひめ)というらしい。
古事記では、大国主命(おおくにぬしのみこと)がはるばる出雲から求婚しにこの地に来たとか。
奴奈川姫の伝説は、糸魚川市のホームページにたくさん載ってるので知りたい方はこちらから。

触って不老長寿。健康で長生きできますように。

糸魚川市のマンホール。美しい。
梅の花は以前の市の花だったらしい。
市の花って変わるものなのね?

駅前の商店街はヒスイロードというらしい。
商店街を北へ進む。

糸魚川市復興まちづくり情報センターでマンホールカードをゲット。
この絵柄のマンホールは近くにある。
現在配布場所は変わっているからご注意!!
現在は「駅北広場キターレ」にて配布しているらしい。(2020.9.27現在)
詳しくはこちらの糸魚川市ホームページでご確認ください。

2016年の火事で駅北側の歴史的町並みが失われ、
防災への願いを込めたマンホールのデザインになっている。

海岸まで行けるかなと思って少し東方向にも歩いてみる。
途中、違うデザインのマンホール。
糸魚川ジオパークのPR大使、ジオまる(左側)と、ぬーな(右側)らしい。
ジオまるは、糸魚川-静岡構造線の断層とヒスイをモチーフにしたキャラクターだそうだ。
ぬーなは、奴奈川姫をモチーフにしたキャラクターらしい。

歯医者だよ。
わかりやすい歯医者。思わず写真を撮ってしまった。
電車の都合で1時間半しか時間がなかったので、糸魚川はこれでおしまい。

西日本と東日本の地質学的境界へ

13:13
糸魚川駅からJR大糸線で根知駅へ向かう。

ローカル線。一両の電車。

13:27
根知駅に到着。目的地はフォッサマグナパーク。

駅から10分くらい。北に向かって川を越えるとすぐ。
熊注意の看板にビビりながら奥に進む。

しばらく歩くと見えてきた。
テンションが上がり、階段を駆け下りる。
ここは、糸魚川-静岡構造線を人工的に露出させた断層見学公園。
フォッサマグナはラテン語で大きな溝という意味で、
その西縁が糸魚川-静岡構造線、東縁は新発田-小出構造線と柏崎-千葉構造線に挟まれた地域を指すそうだ。
ただし東端は諸説あるそうだ。

左右でなんとなく岩石の色が違うのがわかる。
糸魚川-静岡構造線は、西日本と東日本の地質学的境界なのだ。
西側は古い岩石(約1~3億年前)からできていて、右側は約2000万年より新しい岩石らしい。
なぜ年代差があるのかは、とてもあっさりとした説明がフォッサマグナミュージアムのホームページに掲載されている。

すごく簡単におおざっぱな説明をすると、
①日本列島がアジア大陸からバキッと分かれて、その時に日本も西日本部分と東日本部分の二つにバキッと割れた。
(その割れ目の部分がフォッサマグナ)
②約1500万年前には西日本が時計回りに、東日本は反時計回りに回転移動して今の日本列島の姿になった。
③西日本と東日本の境界部分(フォッサマグナ)では、火山活動が活発になった。
だから、糸魚川-静岡構造線の右側は岩石の年代が新しいのね。
なるほど!!

ちゃんと科学的な説明もどこかのタイミングでしたいと思います。

そんな地球の歴史を感じながら、西日本と東日本の境界をまたがる。

その上部には地層の剥ぎ取りがあった。
赤い部分が境界部分。
素人目には色の違いくらいしかわからん。

奥まで進むと駐車場があり、その脇には枕状溶岩の断面がみられる。
いくつもの多角形の岩石が積み重なっており、まるで石垣のようにみえる。
枕状溶岩は、溶岩流が水中に流入してどんどん冷えて固まって長いうんちが積み重なったみたいになる。
(汚い表現ですいません)
もっと巨大なものが上の道にあるが、現在は落石防止の建物が建っていて感動は薄かった。

地球を感じて根知を後にする。
フォッサマグナミュージアムという博物館で詳しく学べるらしいが、場所が離れているので断念。
なぜ近くにつくらないのか?
全国のジオパークよ、頑張ってくれ。

大糸線で信濃大町へ

14:33
約1時間でゆったりとフォッサマグナパークを一周。
根知駅に戻り、JR大糸線の代行バスを待つ。
同じ時間に糸魚川行、白馬行両方のバスがくることを知らずに、バスに乗り込む。
この時誤って糸魚川行に乗ってしまい、慌てて乗り換える。
みなさん、お気をつけください。

15:35
平日ということもあり、バス車内は数人のみ。
無事白馬駅に到着。
少し寒くなってきた。

15:56
白馬駅を出発。今夜のお宿大町温泉郷へ向かう。

16:32
信濃大町駅に到着。
大町温泉郷へはここからバスがある。
バスの最終が17:10ということもあり、今回の旅は時間キチキチ。

約40分時間があるので、早速マンホールカードをもらいにいく。
信濃大町駅すぐ横の大町市観光協会で入手できる。

カラーマンホールがある場所を教えてもらい、その場所でカードと一緒に撮影。
大町市の鳥ライチョウがデザインされている。

色付きのマンホール。

色なしのマンホール。

今回はマンホール探しの旅やったのか。
バスの時間になり、15分弱で大町温泉郷バス停に到着。
大町温泉郷は、少しさびれている感があった。
暗い道を歩いて到着。今夜の宿はこちら☟


大町温泉 叶家。(写真は翌日撮影)
なぜか楽天トラベルの口コミは厳しいものが多いが、良い旅館だった。
女将さんらしき人は、たくさんお話していただいて楽しく老舗の旅館の良さがあった。
ご飯は夜も朝も部屋まで運んでいただいてゆったりできた。
温泉は露天風呂はメンテナンス中だったが、室内の風呂は気持ちよかった。
比較的安い値段で、温泉と美味しいごはんをいただいた。

食後は糸魚川駅で購入した日本酒謙信で酒盛り。
明日の朝が早いため、早めの就寝。

2日目に続く。

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