どうも、島左近です。
今回の旅は、宮城県と山形県を行き来するドライブ1人旅。
2日目は、朝から蔵王温泉の野天風呂に浸かって、その後は蔵王ダムへ。
昼には山形城を攻め、そのまま今日の宿である鳴子温泉方面に向かう。
途中、偶然横を通って立ち寄った、山形県総合運動公園のいちょう並木の美しさに感動。
最後には、珍しい分水嶺を見学するという島左近放浪中ならではの山形マニアック旅。
旅のしおり
訪問日:2024年10月30日(水)
9:36発 🏨堺屋 森のホテル ヴァルトベルク
↓ 🚙約28km
10:30着/10:46発 🏞蔵王ダム
↓ 🚙約14km
11:23着/13:15発
🏯山形城(霞城公園)
🏛️最上義光之像
🏛️山形市郷土館(旧済生館本館)
🍜味舞台えんにち
↓ 🚙約11.5km
13:54着/14:42発 🍁山形県総合運動公園 いちょう並木
↓ 🚙約62.1km
16:05着/16:15発 👽堺田分水嶺
↓ 🚙約17.3km
16:42着 🏩旅館ゆさ
全国に13基のみ存在!中空重力式コンクリ―トダムの蔵王ダムへ

温かい美味しい朝ご飯から2日目は始まる。

素敵な言葉。朝からうれしくなる。

出発前にホテルから歩いてすぐの野天風呂に入浴。
ホームページには、開湯期間4月26日~10月中旬となっていたので諦めていたが、入ることができた。
山の中の温泉は最高に気持ちが良い。
予定よりもかなりゆっくりと温泉に浸かってしまった。
また訪れたい宿である。ここは間違いない!

10:30
宿から車で約1時間(約28km)、蔵王ダムに到着。
少し霧はかかっているが、奥の紅葉が美しい。
ダムには、何か話を聞いている学生たちがいた。何かの実習?

ダム湖側も霧がかかっていて、幻想的で美しい。

ダムカードをゲット。
蔵王ダムは、1970年完成の中空重力式コンクリ―トダム。
ダムの内部が空洞になっているのが特徴で、全国に13基のみ存在する珍しいダムである。
昭和30年~40年代のコンクリートが高価であったときに建てられたダムである。
コンクリートの価格が安くなったこともあり、内の倉ダム(新潟県)の完成(1972年)を最後に新規建設は行われなくなったらしい。
〈所要時間〉約16分
日本の中空重力式コンクリートダム一覧
最上義光殿とその居城・山形城を攻める

11:23
蔵王ダムから車で約30分(約14km)、霞城公園駐車場に到着。
まずは城主殿にご挨拶。出羽山形藩の初代藩主最上義光殿である。
関ヶ原の戦いでは東軍へ加担し、北の関ヶ原と呼ばれた慶長出羽合戦において直江兼続殿を退けた猛者である。
ちなみに義光殿の妹・義姫は伊達政宗殿の母親である。

復元された二ノ丸東大手門。桝形になっている。
いったん外に出てみる。

大手橋から撮影。橋から内側への門は高麗門という形式らしい。

本丸を攻める。
この角度が最高に良い。
天守のようなきらびやかな建物はないが、城マニアはこれだけでもご飯が食べれるのではないだろうか?
明治初期の擬洋風建築・旧済生館本館

本丸から歩いてすぐの所にある、旧済生館本館(山形市郷土館)に到着。
かなり特徴的な建築物である。

こちらの建物は、1878年(明治11年)に竣工した擬洋風の病院建築物である。
創建当時は医学校が併設され、のちに市立病院済生館の本館として使用されるようになった。
1966年(昭和41)東北地方の大規模な洋風化の歴史を示す資料として、国の重要文化財に指定され、その後移築復原工事によって現在の位置に移ったらしい。

義光殿が谷地城主・白鳥十郎殿を斬殺し、首を乗せた石らしい。
恐ろしや。

中には、郷土史・医学関係資料を展示している。
独特な造りで、円形になった建物の真ん中は庭園になっている。

洋風建築物の真ん中に和風の庭。

上から見るとこんな感じ。
入館料無料でこれはなかなか見ごたえありである。
山形市公式ホームページ

お腹が空いたので、山形城跡二ノ丸北門を出てすぐの味舞台えんにちに入店。

味噌ラーメンを注文。むちゃくちゃ美味しい。
ボリューム満点でお腹いっぱいに。大満足である。
〈所要時間〉約1時間50分(山形城+山形市郷土館+味舞台えんにち)
偶然の出会い!絶景!山形県総合運動公園 いちょう並木

13:54
山形城から車で約40分(約11.5km)、偶然美しいいちょう並木を目にし思わず車を引き返す。
ここは山形県総合運動公園。完全にノーマークだった。
駐車場に車を停めて、いちょう並木を歩く。
ここは緑やけどそれでも美しい。

横でも1枚。この段階ですでに感動。

いったんいちょう並木を通り過ぎて、さっき通り過ぎた道路側に向かう。

コスモスも咲いていて秋を存分に感じる。

これこれ!こんな美しいいちょう並木見つけたら絶対行くしかないよな?
ほんとベストタイミング!

実に美しい!
ちなみにこの写真は、2025年カレンダー11月の写真として使用している。

ちょっと角度を変えて撮った写真。これもお気に入り。

なんかうんこ臭いなと思ったら銀杏。
銀杏も幻想的に撮影できた。
だいたい50分くらい撮影を楽しんで今夜の宿に向かう。
これから約80km運転しなければならないから、名残惜しいがこの場を去ることになった。
ちなみにこの総合運動公園は、JR天童南駅から徒歩約20分(約1.2km)でも訪問可能である。
〈所要時間〉約50分
山形県総合運動公園の紅葉最新情報はこちら
水の分かれ道!天然の珍スポット・堺田分水嶺

16:05
山形県総合運動公園から車で約1時間20分(約62.1km)、JR陸羽東線の堺田駅に到着。
駅前に分水嶺という変わったスポットがあるのを見つけて立ち寄った。

とりあえず駅のホームに入ってみる。
無人駅で線路は単線。
2024年7月の大雨で、鳴子温泉駅~新庄駅は運転見合わせ。
2025年10月時点で代行バスが走っているらしい。

駅ホーム向かい側に立っている分水嶺の看板は草におおわれている。

次の中山平温泉は宮城県になる。ここは山形県。
ちょうど山形県と宮城県の境だ(堺田)!ということである。

さて、駅前におめあての分水嶺(ぶんすいれい)がある。
分水嶺とは、山に降った雨水が異なる方向に流れてそれぞれの水系を作る、その境界線となる峰を意味するらしい。
ここはその分水嶺が平坦な場所にあるのが特徴で全国的にも珍しい場所なのである。

ちょうど右側(東)は江合川、旧北上川を経て116kmを下り宮城県石巻市の太平洋へ。
左側(西)は小国川、最上川を経て102kmを下り山形県酒田市の日本海へ注ぐ。

水にとって運命の分かれ道である。
非常に地味な珍スポットではあるが、水にとっては重大な場所なのである。
これはなかなか興味深い場所である。
〈所要時間〉約10分
鳴子温泉郷 川渡温泉(かわたびおんせん)・旅館ゆさに宿泊

16:42
堺田分水嶺から途中コンビニに寄り、車で約30分(約17.3km)、旅館ゆさに到着。
本日は鳴子温泉郷の1つである川渡温泉に宿泊。
写真は翌朝撮影したものである。

温泉に浸かり美味しい晩御飯をいただく。
最期ご飯で終わりかと思ったら蕎麦も出てきてお腹いっぱい。大満足。
温泉三昧の旅は最高。
2日続けて宿は大当たりである。

ご飯の後は貸切露天風呂に入って、風呂上がりの一杯。
超絶贅沢な旅である。
〈3日目につづく〉



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