どうも、島左近です。
今回お届けする旅は、2022年9月29日(木)~10月1日(土)に行った枕崎と知覧を巡る鹿児島旅。
1日目は、枕崎で目的のモノを手に入れて満足。とあるモノとは?
JR指宿枕崎線で最南端始発駅を目指す~枕崎・知覧を巡る鹿児島旅2022年9月~
2日目は、指宿でレンタカーを借りて知覧に向かう。
途中、イーブイ好き…いぶすき…ポケふたも発見。
知覧特攻平和会館では平和について考えさせられる。
知覧武家屋敷を散歩し、続日本100名城の知覧城も攻め、夜は天文館で鹿児島の街を楽しむ。
旅のしおり
訪問日:2022年9月30日(金)
9:04 宮ヶ浜駅前
↓ 鹿児島交通バス(220円)
9:18 指宿駅前
9:30 指宿駅(JR駅レンタカー指宿駅営業所)
↓ 車(約1.2km)
9:45~9:55
★指宿市考古学博物館 自遊館Coccoはしむれ(マンホールカード&ポケふた)
↓ 車(約26.7km)
10:50~13:00
★知覧特攻平和会館
↓ 徒歩
13:05~13:55
★知覧茶屋
★ミュージアム知覧(知覧城 続100名城スタンプ設置場所)
↓ 車(約2.2km)
14:10~15:30
★知覧武家屋敷庭園
★cafe201
↓ 車(約1.5km)
15:42~16:10
★知覧城
↓ 車(約5.3km)
16:25~16:35
★掩体壕(えんたいごう)公園
↓ 車(約41.3km)
18:20 バジェットレンタカー鹿児島中央駅前
★鹿児島市観光案内所(天文館)センテラス天文館1階(マンホールカード)
★みやま本舗 天文館店
★西郷隆盛銅像
★御楼門(鹿児島城)
★鹿児島ラーメン 我流風~がるふ~ 天文館本店
宿:ホテル法華クラブ鹿児島
イーブイ好き!いぶすき!指宿!
ホテルから朝日を拝む。2日目も良い天気。
温泉につかり、朝ご飯を食べてホテルを出発。
9:04
電車のちょうどいい時間がなかったため、宮ヶ浜駅のバス停からバスで指宿駅に向かう。
9:18
14分で指宿駅に到着。駅で西大山駅(JR日本最南端駅)の記念きっぷを購入。
少し駅前をぶらぶら。篤姫と西郷さんもお出迎え。
観光列車「指宿のたまて箱」の車体の色が塗られたポスト。
竜宮伝説が残っているらしい。
割と満足したので、レンタカーを借りて出発。
駅前にポケふたがあるとは知らず…
9:45
指宿駅から車で約15分。「指宿市考古学博物館 自遊館Coccoはしむれ」に到着。
目的はこのマンホールカード。
博物館は時間のため今回は入らなかった。
時遊館COCCOはしむれ|指宿市考古博物館 時遊館COCCOはしむれ (ibusuki.lg.jp)
受付のお姉さんが親切で、「イーブイのマンホールがあるよ」とマップを渡してくださった。
感謝感謝。
駐車場横の歩道にて発見。グレイシアのポケふた。かわいい。
イーブイマンホール周遊マップはこちら↓
イーブイスキ指宿市_マンホール周遊マップ_英語 (kagoshima-kankou.com)
指宿でポケふた巡りも楽しいかもしれない。
知覧特攻平和会館で平和について考える
戦争はいつも大人の自分勝手からスタートする。
そしてそれに巻き込まれ、命を奪われるのはいつも未来のある若者たち。
知覧は、太平洋戦争末期の陸軍による特攻作戦の出撃基地のひとつであった。
特攻作戦とは、爆弾をつけた飛行機にパイロットが乗ったまま、敵の艦隊に体当たりして沈める攻撃のことである。
もちろんパイロットは必ず死ぬという、今では考えられない作戦である。
特攻作戦は、1945年(昭和20年)3月26日から始まり、本格的な特攻作戦は、4月6日から7月19日まで続いた。
知覧基地からの出撃は最も多く、全特攻戦死者1036名のうち、439名がこの知覧基地から出撃している。
特攻作戦で亡くなった人の平均年齢は21.6歳と、多くの若い人たちが命を落としている。
ちょうど、2022年の夏に特攻隊に関する驚くべきニュースを目にしていた。
内容は「出撃前、特攻隊員に覚醒剤チョコを口にしていた可能性がある」ということだ…。
特攻隊の『覚醒剤チョコ』最後の食事だったのか…記録には残されず「食べた瞬間にカーッときました」食料工場の女性や軍医の証言 | 特集 | MBSニュース
なんと恐ろしいことか…。
今回、知覧特攻平和会館を訪れたことで、改めて平和について考えさせられた。
2度と戦争は決して起こしてはいけないし、戦争が起こらないためには一人一人がそうした想いを持ち続けることが大切だと感じた。
日本に住んでいる人、それだけでなく世界中の人が必ず訪れて、何か平和について感じ取ってほしい場所である。
10:50
指宿から車で約55分かけて、知覧特攻平和会館へ到着。
ちょうど着いたら、語り部さんによる30分程度の講話があったので聞くことにした。
特攻隊員を見送る女学生の話など、あまりにもリアルな話に涙が止まらず。
会館内には、特攻隊員の遺影や遺書、家族にあてて書いた手紙が多く展示されている。
途中から涙で読むことができなくなった。それくらいインパクトの強い展示物ばかりなのだ。
知覧特攻平和会館 | 会館見学の流れ (chiran-tokkou.jp)
零式艦上戦闘機(れいしきかんじょうせんとうき)が展示されている。
これは昭和55年に水深35メートルの所に海没していたものを引き上げたものである。
館内は基本写真撮影禁止なのだが、こちらの展示室は撮影可能であった。
ここまでの所要時間はおよそ1時間半。
館内すべてをゆっくりじっくり見て回ると2時間くらいは時間が欲しい所である。
平和公園内を歩く。特攻隊員の像がある。
特攻機は、遂に帰って来ませんでした。
国を思い、父母を思い、永遠の平和を願いながら、勇士は征ったにちがいありません。
航空自衛隊初等練習機「T-3」
航空自衛隊の初等練習機として活躍していたらしい。
復元一式戦闘機「隼」
映画「俺は、君のためにこそ死にいく」での撮影に使用されたものらしい。
知覧特攻平和観音堂。
観音堂の途中には、太刀洗陸軍飛行学校知覧分教所正門の門柱が移設復元されている。
観音堂で手を合わせる。
観音堂の横に復元された三角兵舎。
三角兵舎とは特攻隊員の宿舎のことである。特攻隊員はこのような宿舎で過ごしていた。
質素なつくりの部屋に布団が敷かれている。
何人の若者が枕を涙で濡らしたのだろうか。
すぐ近くの知覧茶屋でお昼ご飯。
軍の指定食堂とされた富屋食堂の女将・鳥濱トメさんの味を引き継いだお店。
知覧茶屋 | 特攻の母 (tokkou-no-haha.jp)
茶そばと釜飯のセットを注文。
釜飯は古代米と薩摩いもを注文。
優しい味付けでボリューム満点。美味しくいただきました。
このあと、ミュージアム知覧で知覧城の続100名城スタンプを押して次の目的地に進む。
知覧武家屋敷通りを歩く
14:10
知覧平和公園から車で約15分、南九州市役所の前の有料駐車場に車を停めて、知覧武家屋敷通りに向かう。
奥まで行くと無料駐車場があるから、そちらをおすすめする。
武家屋敷庭園に入るにはチケット(大人530円)が必要。近くのお店でチケットを購入してお散歩開始。
知覧武家屋敷庭園 有限責任事業組合(公式ホームページ) (chiran-bukeyashiki.com)
立派な門。
そして美しい庭園。
西郷さんの顔出しパネル。顔はめの穴おかしくないか?
屋敷入口には屋敷内が見えないようなつくりになっている。
綺麗な蛾が羽休み。調べてみるとキオビエダシャクという名前の蛾だそうだ。
イヌマキやナギの葉を食べる害虫として鹿児島県のホームページに紹介されていた。
鹿児島県/キオビエダシャクについて (pref.kagoshima.jp)
美しい石垣と緑の生垣。まるでタイムスリップしたような空間である。
曇り空なのが残念。
別れ道にやってきた。
大きな岩が置かれている。
石敢当(せっかんとう)。
屋敷内に魔物が入ってくるのを防ぐ中国発祥の考え方らしい。
稽古所がこの地にあった。教育の場である。
茅葺の家が見える。この雰囲気は好き。
知覧型二ツ家。
知覧独特の建築文化だそうだ。
少し晴れてきた。ずっと美しい景色に囲まれている。
歩き疲れたので、表通りに出てカフェを探す。
CAFE 201(食べログ)ゆっくりできそうなカフェを発見!
知覧紅茶と知覧茶シュークリームを注文。
知覧紅茶。
知覧茶シュークリーム。美味しかった。ピントが合ってないなぁ…。
美味しいシュークリームと紅茶で疲れが取れたので散策再開。
知覧のマンホール。
これまた庭園。季節によって違う姿を見せてくれる。
帰りも武家屋敷通りを歩いて駐車場に戻る。
およそ1時間20分の町歩きであった。
続日本100名城 知覧城を攻める
15:42
武家屋敷から車で約12分、知覧城に到着。
知覧城はシラス台地に築かれた山城である。
シラス台地とは、鹿児島湾内の姶良カルデラで約26000年前に発生した巨大カルデラ噴火の際に噴出した火砕流堆積物からなる台地のことである。
知覧城は、本丸、倉ノ城、今城、弓場城の4つの独立した曲輪に分けられている。
先ほどまで歩いていた知覧武家屋敷がある知覧麓は、知覧城の廃城後につくられた場所だそうだ。
シラス台地の侵食谷を利用してつくられた空堀を歩いて本丸へ向かう。
途中、防空壕跡がみられる。
こちらも防空壕。
白っぽい火砕流堆積物が垂直に直立している。
近くで見ると、風化していてわかり辛いが、長径1~2cm程度の軽石のようなものが含まれている。
本丸を攻める。桝形虎口。
知覧城址の石碑。念願のシラス台地の城攻めである。
土塁と溝。本丸周りは土塁で守られている。
蔵之城。曲輪の周囲は、ほぼ垂直な崖になっている。
あまり時間がなかったので、約30分程度の城攻めで駐車場に戻る。
城の外側にも土塁が設けられている。
掩体壕(えんたいごう)
16:25
知覧城から車で約15分、掩体壕公園に到着。
掩体壕とは、軍用機などの装備や物資や人員を、砲爆撃などの敵の攻撃から守るために山に掘った横穴やコンクリートなどで作った横穴状の施設のことである。
ここでは土塁に囲まれ、そこに機体を格納し、松や杉、雑木の枝を被せて偽装していたそうだ。
この公園では掩体壕が復元されている。
設置されている高台から見渡すことができる。奥には茶畑が広がる。
ここから約1時間45分かけて車で鹿児島中央へ向かう。
鹿児島 天文館の夜を遊びつくす
マグマシティ鹿児島市に戻ってきた。ホテルに荷物を置いて、天文館で今夜のご飯のお店探し。
と、その前にマンホールカードを天文館の観光案内所でゲット。
18時過ぎても手に入るのがありがたい。
偶然見つけたお店。
桜島溶岩焼きと焼酎を堪能。幸せな鹿児島の夜をありがとう。
料理も酒も美味しすぎて写真撮るの忘れてた。
夜の天文館通り。全然地元じゃないのに帰ってきた感が強い。
味処 むじゃき亭(食べログ)時間があれば、久しぶりにむじゃきで白熊を食べたかったが…。ここはまた次回。
天文館通りを後にし、鹿児島城(鶴丸城)の方へ夜の散歩。
西郷さんの銅像。夜は一段と光っている。
ちょうどマンホールカードのデザインと同じマンホールを発見。
マンホールカードと一緒にパシャリ。
鹿児島城(鶴丸城)御楼門。
2020年3月に復元された御楼門。以前来たときはまだ工事中だったので念願のご対面。
ライトアップされた姿はお美しい。
満足したのでホテルに戻る。
鹿児島ラーメン 我流風 天文館本店(食べログ)ホテルに戻る途中で、再び天文館に戻って今度は鹿児島ラーメン。
こちらも昔にいった記憶があるお店。
散歩終わりの豚骨ラーメンは身体にしみわたる。美味しすぎる。
22時過ぎにホテルに戻る。盛りだくさんの2日目であった。
2日目の宿は天文館からも駅からも近く、大浴場もついている「ホテル法華クラブ鹿児島」で一泊。
最高の立地なので、鹿児島の夜を満喫するには抜群の宿である。
おまけ:新幹線で帰宅
鹿児島市内で一泊し朝9時台の新幹線で神戸に戻る。
そういえば、ここは新幹線最南端始発駅であることを思い出した。
新幹線で帰る。
もちろん駅弁。
鹿児島黒毛和牛牛めし弁当(1200円)
最高の鹿児島旅であった。
(完)
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