どうも、島左近です。
今年のGW、2024年4月29日(月)~5月2日(木)に行った石垣島3泊4日の旅2日目。
2日目は、日の出を見に白保海岸へ。
その後、新石垣空港からプロペラ機で約30分で日本最西端の地・与那国島へ。
与那国島ではレンタサイクルを借りて、与那国島を一周するサイクリング旅。
ちなみに島内には、所々、馬が外に逃げ出さないようにテキサスゲートと呼ばれる溝が設置してあるので、注意が必要である。
アップダウンの激しい島のサイクリングで苦しかったが、その先に広がる景色は疲れも吹き飛ぶくらいの絶景が待っていた。
島一周およそ25kmの所要時間は、途中休憩も挟んで約5時間半。
旅のしおり
【訪問日】
2024年4月30日(火)
【ルート】
5:47 ホテル海邦石垣島
↓ 約10.3km
6:14~6:55
★白保海岸
↓ 約10.3km
7:19~8:08
ホテル海邦石垣島
↓ 約11.8km
8:41~10:05
新石垣空港
↓ RAC741便
10:35~11:00
与那国空港
↓ 約2km
11:14~11:34
★北牧場
★馬鼻崎
↓ 約1.0km
11:48~11:53
★ダンヌ浜
↓ 約2.6km
12:03~12:08
★久部良バリ
↓ 約1.3km
12:18~12:40
★ナーマ浜
↓ 約750m
12:53~13:08
★西埼灯台
★日本最西端の碑
↓ 約5.8km
13:45~13:50
★Dr.コトー診療所ロケ地
↓ 約5.1km
14:34~14:45
★人面岩展望台
↓ 約800m
14:48~14:53
★立神岩正面展望地
↓ 約1.0km
15:00~15:05
★軍艦島展望台
↓ 約2.0km
15:16~15:37
★東埼灯台
↓ 約7km
16:26~18:50
与那国空港
★MARLIN Cafe
↓ RAC748便
19:20~19:30
↓ 約9.8km
19:50~20:17
★マックスバリュやいま店
↓ 約3.2km
ホテル海邦石垣島
【本日の宿】
ホテル海邦石垣島 <石垣島> – 宿泊予約は【じゃらんnet】 (jalan.net)
ホテル海邦石垣島<石垣島>(楽天トラベル)白保海岸で日の出を拝む
6:14
2日目は少し早起きして、白保海岸に日の出を拝みに来た。
ホテルからは車で約30分(約10.3km)。
残念ながら雲に覆われている。時折、雲の隙間から太陽が少しだけ顔を覗かせてくれる。
カヌーから朝陽を見ようとしている人を発見。
なんか夕陽みたいな写真になったな。
これはこれで美しい。
朝陽を眺めながら、コンビニで買っておいた朝ご飯を食べる。
ここでトラブル発生!カメラの充電ができてなかった。
ということで直接空港に行く予定だったが、いったんホテルに戻って充電。
ホテル周辺を散歩している間にカメラの充電完了。
8:41
車を走らせ新石垣空港に到着。
10:05発与那国島行きの飛行機まで時間があるので、食料を買い込んで準備完了。
10:05
いよいよ出発。人生初のプロペラ機には歩いて乗り込む。
ワクワク。
ちょうど座席が窓側だったので、ずっとプロペラが廻る様子を眺めていた。
与那国島に上陸!北牧場で与那国馬と出会う
10:35
与那国空港に到着。ついに降り立った!
分厚い雲があるがなんとか天気は晴れ。
荷物が流れてくるところに与那国島の模型。
Dr.コトー診療所のロケ地がある与那国島。もちろんこの旅で訪問予定。
空港で最西端証明書を購入し、さっそくレンタサイクルを借りに行く。
JALのレンタサイクル(3000円)を予約していたので、受付カウンターへ。
荷物はカウンターで無料で預かってもらえた。
与那国サイクリングツアー(与那国空港“JAL レンタサイクル”) (japawalk.com)
11:00
レンタサイクルを借りて与那国空港を出発!
目指すは日本最西端の地へ。今回は島を反時計回りに進む。
蒸し暑いが、風が気持ち良いぜ!
11:14
空港から15分程度で北牧場とその先の馬鼻崎への入り口に到着。
馬が外に出ないために設置されている「テキサスゲート」と呼ばれる溝がある。
自転車を停めて、ここからは北牧場を通って歩いて馬鼻崎に向かう。
与那国馬がのんびりしている。
この光景にテンションが上がる。
素敵な光景。これが見れただけでも与那国島に来てよかったと思える。
与那国馬は、日本在来種8馬種の1つで体高はおよそ110-120cmと小型で、ポニーに分類されるらしい。
それにしてもこれは絶景すぎやしないかい?
かわいい。癒し。
ただし足元には糞がたくさん。けど臭くないのはなぜ?
岩場に立つ与那国馬。かっこええ。
馬鼻崎あたりに来た。ここであってるのか?
端まで行くのは恐いのでこの辺で引き返す。
与那国馬と飛行機。空港からすぐの場所であることがわかる。
骨!!!なんでっ!?
もうここだけでも大満足!
予定以上にゆっくりしたので先を急ぐ。
【所要時間】約20分
衝撃!ダンヌ浜の有名なトイレ
下ったと思えば、また上る。アップダウンの激しい道を進む。
途中ヤギと出会う。
牛とも出会う。のどかな島旅である。
11:48
北牧場からは約14分(約1km)で、ダンヌ浜に到着。
ネットで見た、映える写真が撮れるスポット…のはずだが。
ボロボロ。そして立ち入り禁止。さらにネットがかけられている。
非常に残念な状態になっていたのである。
しかし、トイレの裏側の浜の景色は美しかったので、まぁ良しとしよう。
【所要時間】約5分
悲しい伝承が残る久部良バリ
12:03
ダンヌ浜から約10分(約2.6km)で、久部良バリに到着。
久部良バリとは、全長約15m、幅約3.5m、深さ約7mの岩の割れ目である。
作物の状況に関係なく、人の数の頭割で徴収される「人頭税(じんとうぜい)」が、江戸時代を通して宮古・八重山地域に課されていたのである。
人頭税の負担に耐えかねて島民は、村々の妊婦を集めてこのバリを跳ばせて、胎児とともに死に至らしめたという悲しい伝承があるのがこの場所である。
人頭税は明治時代もしばらく続き、1903年(明治36年)にやっと廃止されたらしい。
そんな悲しみの地ではあるが、そこからみる水平線は絶景であった。
【所要時間】約5分
道中は日本最西端ずくし!青い海が広がるナーマ浜へ
久部良バリを後にし、来た道に戻る。
その途中、日本最西端の学校である久部良中学校を発見。
ちなみに学校のHPによると生徒在籍数は25人だそうだ(2024年時点)。
久部良中学校からナーマ浜の方向へ自転車を走らせると信号が現れる。
なんとこれまた日本最西端の信号機であるらしい。
12:18
久部良バリから自転車で約10分(約1.3km)、ナーマ浜に到着。
美しい青い海が目の前に広がる。
左側の赤い建物は金刀比羅宮。
こちらも日本最西端の神社にあたる。
本当に美しいビーチ!
対岸は目的地である日本最西端の地ではあるが、あまりにも美しいのでここでお昼ご飯にする。
お昼ご飯はこれ。島は飲食店は少ないので念のため与那国空港と新石垣空港で買っておいた。
小さな商店はあるが、もちろんコンビニはないので要注意である。
新石垣空港で買った金城かまぼこの「ブラックじゅーしー」。
ご飯を魚のすり身で包んで揚げたもので、ばくだんおにぎりともいわれるらしい。
今回食べたのは、いか墨のかまぼこにウコンを混ぜたドライカレー風味のじゅーしーを組み合わせたブラックじゅーしー。
これが非常に美味!
こちらは、与那国島の伝統的な特産品の一つで、クバの葉に餅を包んで蒸す「クバ餅」。
与那国空港の売店で購入したもの。
中身の写真を撮ろうと思ったけど、食べるの難しすぎて撮れなかった。
べたべたになりながら完食!味は美味!!
【所要時間】約20分
日本最西端の地・西崎(いりざき)!
腹が満たされたので、いよいよ日本最西端の地へ向かう。
急な上り坂が続く。
12:53
ナーマ浜から自転車で約13分(約750m)、西埼灯台の駐車場に到着。
自転車を停めて、歩いて灯台に向かう。
展望台と西埼灯台。もう少し。
展望台からの眺め。ついに日本最西端の碑を発見!
沖縄本島まで520km、台湾まで111km。
もはや台湾の方が近いという衝撃。
ついに到着!ここが日本最西端の地!!!!!これが最西端の碑である!
ここでは広島から来られた一人旅の方に写真を撮っていただいた。
手前の岩場が本当の日本最西端、トゥイシ!
残念ながら台湾は見えなかった。
ナーマ浜の方向を眺める。美しい。
本当に晴れてよかった。
展望台に描かれた絵。
名残惜しいが、次の目的地に向かう。
【所要時間】約15分
道中は最高のサイクリングロード!Dr.コトー診療所 ロケ地へ
少し戻るとテキサスゲートが現れる。この道を進んで行く。
道路では与那国馬がたむろしている。
馬のすぐ横を通る。全然気にしていない馬たち。
なんでここにいるのかは謎。近くに南牧場はあるがなぜこの道路なのか?
しばらく進むと自衛隊の駐屯地。いつもお国のためにありがとうございます。
見よ!この海に続く道を!最高すぎやしないかい?
海沿いの道は絶景!最高である。
クルマエビの養殖場を発見。
そういえばクルマエビ食べるの忘れてたなぁ…
途中、巨大な蛾のオブジェがある観光案内図を発見。
おそらく日本最大の蛾であるヨナグニサンだと思われる。
アヤミハビル館で展示されているみたいだが、今回は島一周が目的なので時間的に立ち寄れず。
興味のある方はぜひ行ってほしい。
与那国観光WEB » アヤミハビル館 (welcome-yonaguni.jp)
マンホールを発見!
日本最西端という文字に加え、町の蝶・ヨナグニサン、町の魚のカジキ、与那国馬と、最西端に立つ西埼灯台が描かれている。
ひがわというのはこのあたりの地名だそう。
13:45
西埼灯台から約37分(約5.8km)、Dr. コトー診療所のロケ地に到着。
実際にドラマや映画で使用されたセットらしい。
中に入れるみたいだが、汗だくだったので外から見ただけ。
階段から屋上に登れる。すぐ目の前の比川浜を望むことができる。
この旗見覚えがある!
ぎ~んのりゅうの せに~の~って~♪
中島みゆき氏の「銀の龍の背に乗って」が頭に流れる。
久しぶりに聴くとめちゃくちゃいい曲やった。
【所要時間】約5分
立神岩!軍艦岩!奇岩ずくしの南側ルート
Dr.コトー診療所を後にして次に向かう先は東埼灯台。
山の中を進んで行く。上り坂がしんどい。
究極の選択。まっすぐ行けば空港。
いいや、拙者は5.3km先の立神岩とその先の軍艦岩に向かうのだ。
そんな邪念のせいでこのあと自転車のチェーンが外れるのである。
まさかこんな日本最西端の地で、初めて自転車のチェーンを直すことになるとは思ってもみなかった。
しばらくは山の中の道を東に向かう。
こういう風景が唯一の癒し。暑さでHPが削られる。
この写真をみてお気づきだろうか?
このあと下り坂なのだが、その先にとんでもない上り坂が見える。
怒涛のアップダウンが続くのがこの南側のルートである。
14:34
Dr.コトー診療所ロケ地から約44分(約5.1km)、人面岩展望台に到着。
ちなみに人面岩がどれかはよくわからず。
展望台までは看板のある場所から登り道を5分ほど?登っていく必要がある。
ここから見渡せるのは、この先の立神岩。
これは絶景である。
ただし、左側に見える登りの道路を見てゾッとしたのは言うまでもない。
えっ!?ちょっと待って。立神岩って、えっ!?
与那国島のシンボルだそうだが、これはどうみても男性のシンボルじゃない!?
混乱したままその場を去る。
14:48
人面岩展望台からは約3分(約800m)、立神岩(たてがみいわ)正面展望地に到着。
昔、ある若者が、海鳥の卵を採りに立神岩の頂上まで登り、下りることができなくなり、神に祈ったところ、無事サンニヌ台に戻ることができた、という伝説が残されている。
正面から見た立神岩。さっきの角度の方が良かった。
何が良かったかは伏せておく。
さらに自転車を進める。飲み物もなくなりそう。
この道沿いに自販機はいっさいないので要注意!
15:16
立神岩正面展望地から約11分(約2.0km)、軍艦岩展望台に到着。
どうやら1993年に放送されたNHK大河ドラマ「琉球の風」のロケ地の1つらしい。
サンニヌダイの説明。
階段はついているが、立ち入り禁止らしい。
これがおそらくサンニヌダイ。
軍艦岩。いわれてみると軍艦のように見えなくはない。
だいぶ疲れていたので撮影も若干適当になっていた。
来てよかった!日本最西端の島の最東端・東崎(あがりざき)
次に向かう場所は、東崎(あがりざき)。
飲み物は尽き、干からびそうになりながら自転車を進める。
15:16
軍艦岩展望台から約11分(約2km)、ついに東崎に到着。
それにしても灯台まで遠いな…。
疲れすぎて、行くのを諦めそうになったが、これは絶景。
疲れも吹き飛ぶ景色である!
与那国馬の説明書きを発見。
かなり純度の高い在来馬であるらしい。
東埼灯台。うん!美しい!
灯台の裏側。何か柵があったのだろうが、ボロボロになっている。
与那国馬が数頭いた。のんびり草を食べている。
灯台と与那国馬。良い写真が撮れた。
諦めずに来てよかった!
帰り道、馬か牛の糞からキノコが生えているのを発見。
もう一度振り返る。こりゃ絶景!何度でもいう。
来てよかった!
【所要時間】約20分
与那国空港に戻る
東崎を後にし、与那国空港に向かう。
牛の大群がのんびりこっちに向かって歩いてくる。
これだけ広い道なのに、なぜか一頭だけ拙者が通る歩道を歩いてくる。
「なんだこいつ?」みたいな顔で真横を通過。
原付が道をふさがれ立往生。
思わず五七五調になった。
ダテイクチデイ。海上監視をするための施設らしい。
1644年に尚賢王殿によって命じられつくられたとされる。
説明書きが設置されている。
そういえば与那国島内でよく見るこのカゴ。
「ウリミバエ不妊虫放飼用カゴ」と書かれている。
不妊虫放飼(ふにんちゅうほうし)は、害虫駆除の方法の1つで、人工的に不妊化した害虫を大量に放すことで、害虫の繁殖を妨げる方法である。特定害虫の根絶を目的に行われる。
不妊虫放飼 – Wikipedia
特定の害虫を人工的に増殖し、それを不妊化して野外に放つ。野外にいる害虫が交尾相手に放飼した個体を選んだ場合、子孫が生まれず、害虫個体は減少する。
どうやらこのウリミバエは、キュウリやゴーヤーなどウリ類の果実に親が産卵し、幼虫は果実の内部を食い荒らす害虫だそうだ。
まだまだ世の中知らないことだらけなのである。
謎の施設。雰囲気があって良い。
調べてみると、一億円の墓というのが出てきた。
一億円!!!!?
救いの自販機発見!ありがたい。
本当に南側では自販機を見なかったので(もしかしたらあるかもしれないが…)、サイクリングをする方は要注意!
ティンダバナ(ティンダハナタ)は上り坂が激しかったので断念。
ここからの景色は絶景らしいが、もう疲れすぎて疲れすぎて。
今回行くのを諦めた場所↓
与那国観光WEB » ティンダバナ(ティンダハナタ) (welcome-yonaguni.jp)
私に還る 与那国島 | 四畳半ビーチ (yngn.okinawa)
16:26
東崎から約50分(約7km)、与那国空港到着!
疲れた、本当に疲れた。
レンタサイクルを返却すると、ステッカーと手書きのお手紙をいただいた。
こういうの素敵やし、うれしかった。
ありがとうございました。最高の旅を楽しむことが出来ました!
もう一度宣伝させていただきます。
与那国サイクリングツアー(与那国空港“JAL レンタサイクル”) (japawalk.com)
空港内のMARLIN Cafeで食事
飛行機まで時間があるので、空港内にあるMARLIN Cafeで長命草そば(1200円)を注文。
めちゃくちゃ美味!疲れた身体にぴったり!
実は、以前にこの場所にあったレストランが閉店したという情報があったので、食事をどうしようか考えてたのである。
新しくオープンしたらしい。
マンゴージュース(500円)も注文。最高!
ごちそうさまでした。
18:50
ついに与那国島ともお別れのときがやってきた。
天気は曇り空。今日の青空が嘘みたい。
また来るよ、必ず。
ありがとう!与那国島。
この日は、新石垣空港から車でホテルに戻る途中、マックスバリューに寄っておつまみを買って晩酌。
ちなみに買った島らっきょうは生だった。
〈3日目につづく〉
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