新潟県旅の記録中部地方

佐渡のラピュタ・北沢浮遊選鉱場跡と冒険心くすぐられる佐渡金山・山師ツアーに参加!~2泊3日佐渡島を満喫する親子珍道中旅《3日目》~

新潟県

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どうも、島左近です。

今年のGWに行った佐渡島親子珍道中旅3日目。
2日目は、佐渡で一番行きたかった北沢浮遊選鉱場跡に行き、廃墟の美しさを堪能。
少し時間があったので、近くの佐渡奉行所を見学。
この日のメインは、ガイド付きでないと入れない「大切山坑」にヘルメットとライト、長靴を装備して入る山師ツアーに参加すること。
これがもうすごい!ぜひ時間がある方は参加するべき!!
最後は両津港近くのお寿司屋さんで寿司を食べてジェットフォイルと飛行機で帰宅。
最終日まで大満喫の佐渡島親子珍道中旅であった。

佐渡島観光の計画立てるの役だった本を紹介👇


旅のしおり

訪問日:2025年5月1日(木)

8:45発 HOTEL AZUMA🏨
↓ 🚙約4.4km
8:55着 / 9:30発 ★北沢浮遊選鉱場🏛️

9:30発 ★北沢浮遊選鉱場🏛️
↓ 🚙約450m
9:35着 / 10:00発 ★佐渡奉行所跡🏛️

10:00発 ★佐渡奉行所跡🏛️
↓ 🚙約1.9km
10:10着 ★史跡 佐渡金山🏛️
10:30~11:40 ★ガイド付き 山師ツアー(5000円)

12:00発 ★史跡 佐渡金山🏛️
↓ 🚙約26.1km
12:50着 ★ニッポンレンタカー佐渡営業所🚙
13:00~13:40 ★すしの魚秀🍣

14:35発 両津港
↓ ⛴ジェットフォイル(往復13510円/1人)
15:42着 / 16:18発 新潟港
↓ 🚖タクシー(3240円)
16:42着 / 19:15発 新潟空港
↓ ✈JAL2243便
20:30着 伊丹空港

佐渡のラピュタ!?美しい北沢浮遊選鉱場跡

8:45
HOTEL AZUMAを出発し、北沢浮遊選鉱場跡に向かう。
3日目スタートである。写真は部屋からの景色。本日も晴天。

8:55
ホテルからは車で約10分(約4.4km)で到着。
これが佐渡のラピュタ!!!
すごい!カッコイイ!
和歌山の友ヶ島もこういう雰囲気だった。

この施設は、日中戦争開始に伴う国策の増産体制の一環として、1937年から1940年にかけて整備された大規模な選鉱施設。
浮遊選鉱とは、「採掘した原鉱石から有用金属鉱物を分けるとき,媒質中に浮べ,脈石鉱物を沈めて両者を分離する方法(ブリタニカ国際大百科事典)」ということらしい。
いや、よくわからん。
要は、鉱石に含まれる微細な金や銀を回収する方法らしい(詳しい原理は知らんけど)。
何がすごいって、従来は銅の製錬方法だったこの浮遊選鉱を応用し、日本で初めて実用化に成功したことである。

1952年くらいまでは稼働していたらしいが、鉱山の縮小によってこのあたりの施設も閉鎖されたらしい。
今はコンクリートの塊が大自然の中に取り残されている。

そして、これが50mシックナー。
泥状の金銀を含んだ鉱石と水分を分離する施設だったらしい。

シックナーをズームで撮影。
このツタの感じとひびの入ったコンクリートが最高に美しい。

もうここからは写真だけを楽しんでもらえたら。
この景色は圧巻である。

最高じゃないか。
ちなみに石見銀山にも清水谷製錬所跡という大規模な施設跡があるが、それよりも非常に規模が大きい。

左上部分をズームで。カッコええ。

ここは絶対行くべき場所。施設は外から見れるだけだが、それだけで十分。

〈所要時間〉約35分

金銀の精製機能も兼ねたお役所!佐渡奉行所跡へ

9:35
北沢浮遊選鉱場跡から車ですぐ(約450m)、佐渡奉行所に到着。
本日のメイン山師ツアーまでまだ時間があるので、せっかくなので拝観。

江戸時代、佐渡は江戸幕府の直轄地(天領)であった。
そしてこの相川の地に置かれたのが、佐渡奉行所である。
奉行所とは、行政・司法を担った役所のことで、佐渡奉行所はこれに加えて金銀を精製する寄勝場の機能も備えていたらしい。
現在の建物は2000年に復元されたものだそうだ。

こんなところにも徳川家の三つ葉葵紋が!!
ちなみにあの大久保長安殿が佐渡奉行となりこの地に陣屋を設けたらしい。

これは昔のトイレ。
ちなみに面白かったのは、「お白洲(おしらす)」が再現されていることである(写真はないけど)。
お白洲とは、裁判の法廷の場所で白い小砂利が敷かれていて、その上に敷かれた莚に原告・被告らが座ったらしい。

奉行所内には勝場も復元されていて、お役所なのに金銀を精製する工場の役割も果たしていた様子がよくわかる。
これは佐渡ならではの姿。実に面白い。

〈所要時間〉約25分

佐渡金山・山師ツアーに参加!

10:30
史跡佐渡金山に到着し、5000円を払ってガイド付山師ツアーに参加。
前日までに予約が必要で、4月~11月にしか参加できないので注意。
定員は2名以上15名未満で1人だと利用はできないらしい。
また、中学生以上でないと参加できないのと、健脚な方でないと参加できないので注意!
さっそく貸し出しの長靴、ヘルメット、ヘッドライト、合羽を装備してバスに乗り込む。

山師ツアーで立ち入ることができるのは、江戸初期(1647年)に開削された「大切山坑」。
見ての通り、柵がしてあり一般は立ち入り禁止!ガイド付きツアーでしか入れない貴重な坑道である。
入り口付近は佐渡奉行が馬に乗ったまま入れるように天井が高くなっている。
これは石見銀山でも同じようなつくりになってた記憶がある。

写真は途中の様子。人一人が通れる坑道。
左側にも穴が開いているが、この穴は空気を循環させるための坑道だそうだ。
足元は水が流れていて滑りやすく危険であるので、やはり健脚でないと参加するのは難しいだろう。
ツアーの最後はヘッドライトを消して、坑道での暗闇を体験。
これは本当に恐怖。当時の人たちが、この暗闇で少ない明かりをもとに作業していたと思うと…。

えっ!?写真これだけ!?
いや、写真はあるけど、この面白さ、すごさは残念ながら写真じゃあ伝わらない。
この続きはぜひ山師ツアーに参加して体感していただければ。

佐渡金山 ガイド付 山師ツアー

無事、高齢者の父親と母親も脱出成功。
最後は坑道の前で写真を撮っていただきツアー終了。
非常に良い経験ができた。

〈所要時間〉約70分

佐渡島で寿司を食す!すしの魚秀

13:00
佐渡金山から車で約50分(約26.1km)、両津港の近くのニッポンレンタカーに戻り車を返却。
両津港から徒歩すぐの「すしの魚秀」でお楽しみの昼ご飯。

佐渡の地魚にぎりを注文。
お腹すきすぎて写真撮るの忘れてて、急いで撮ったからなんとも残念な写真に。
味は絶品!佐渡の寿司ランチはここで決定やろ!

追加で注文!ボードに書かれた初めて見る名前の寿司を注文。
なんやったっけ?名前全部忘れたけど、それぞれ全部食感と味が違うくて美味しかった。
2日目は昼飯抜きだったので、佐渡の昼ご飯はこれが最初で最後。
最後に最高のランチタイムを過ごせた。
お店の方も親切で笑顔の接客がとても気持ちよかったです。ごちそうさまでした。

ジェットフォイルと飛行機で帰路に着く

両津港佐渡汽船ターミナルに戻ってきた。
ジェットフォイルまでまだ少し時間があるので、お土産購入。

展望台からはまだ雪が残る山々。
楽しい佐渡島旅であった。
贅沢をいうと、たらい舟にも乗りたかったし、佐渡北端部の二ツ亀にも行きたかったけど、それはまた別の機会に。

16:42
もう疲れたので、新潟港から新潟空港まではタクシーで直行。
だいぶ早い目に着いたので喫茶店でゆったり。
帰りは19:15発の飛行機で帰宅。
実に楽しい旅であった。

〈完〉

 

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